NECプラットフォームズは1日、IEEE802.11acに準拠し、最大867Mbps(規格値)の通信に対応した無線LANルータ「Aterm WF1200CR」を発表した。一人暮らしのユーザーなどをターゲットに据えた、コンパクトな普及モデルとなる。6月8日に発売予定で、価格はオープン。店頭予想価格は税別4,500円前後。

Aterm WF1200CR

送信アンテナ2本、受信アンテナ2本の2ストリームに対応し、最大867Mbps(5GHz帯時、規格値)で通信できる無線LANルータ。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nを同時に利用できる。一人暮らしユーザーや女性ユーザーなどを想定し、必要な機能を絞り込んで小型化した。Atermシリーズとして初のシンプルな普及帯モデルとして展開する。

サイズは最長部で約11cm。手のひらよりも少し小さい

独自の小型アンテナ「μSRアンテナ」を内蔵し、最小限のスペースで基板内のノイズを抑制しつつ、受信感度を高めた。また、Wi-Fi端末に向けて集中的に電波を送信するビームフォーミング機能や、各種設定をアプリで行える「Atermスマートリモコン」にも対応する。一方、MU-MIMOや子機/中継モード、接続端末の管理機能などは搭載しない。WANポートおよびLANポート数はそれぞれ1ポート。接続規格は100BASE-TX対応となる。

有線LANインタフェースは、WAN側が100BASE-TX対応有線LANポート×1基、LAN側が100BASE-TX対応有線LANポート×1基。本体サイズはW41×D108.5×H110mm、重量は約0.2kg。設置方向は縦置きのみ対応。