ワコムは5月31日、Windows Inkに最適化したスタイラスペン「Bamboo Ink」を米国で発表した。同社独自のアクティブES (アクティブ静電結合方式: AES)プロトコルと、MicrosoftのMicrosoft Penプロトコル (MPP)の両方に対応する。米国のMicrosoftストアとWacom.comで6月1日に発売、価格は79.95USドルだ。日本での発売は未定となっている。

Bamboo InkにはAESプロトコルがプリセットされ、MPPを用いたデバイスを使用する時にはサイドボタンを同時に長押しすることで簡単にMPPに切り替えられる。2つのメジャーなプロトコルに対応するため、数多くの手書き対応デバイスを1本のペンで使用できる。Windows 10デバイスではトップボタンを押すと、Windows Inkワークスペースが開き、付箋やスケッチパッドといった機能をすぐに利用できる。また、間もなくリリースされるBamboo Noteなど、Windows Ink対応アプリで自然な書き心地を楽しめる。

ペン軸は三角柱状のエルゴノミクスデザインで、表面がソフトに仕上げられており、長い時間でも快適に使用し続けられるという。ソフト/ミディアム/ファームの堅さが異なる3種類のペン先が付属。本体サイズは147×10ミリ、重さは19グラムだ。