国土交通省は現在、地方版図柄入りナンバープレートの導入地域を募集している。地元の風景や観光資源が図柄となったナンバープレートが"走る広告塔"となって地域の魅力を全国に発信することを目指している。
国交省はこれまで、ラグビーW杯や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の特別仕様のナンバープレートを導入し、大会機運の醸成を図ってきた。今回は地域振興・観光振興にも活用すべく、地方版図柄入りナンバーの導入を決定した。
スケジュールは、9月導入申し込み、12月に図柄の提案、2018年10月頃に交付開始を予定。なお、導入地域において、寄付金は地域の交通改善や観光振興等に資する取組みに対する支援として活用することができる。地方版図柄入りナンバーを導入したいとの地域の要望に応えるべく、新たな地域名表示の追加募集も合わせて行う。
地域振興・観光振興の導入目的に沿って、従来の導入基準を一部見直す。従来基準は対象地域内の登録自動車数が10万台を超えていることだったが、追加基準としてこの基準を満たしていない場合であっても、対象地域内に複数の自治体が存在し、かつ、当該地域の登録自動車数が概ね5万台を超え、観光著名地等で地域名表示が当該地域を称するものとして相当程度の知名度を有していれば導入可能としている。