タイガー魔法瓶は5月31日、圧力IH炊飯ジャー「炊きたて」の新製品となる「JPC-A1型」と「JPC-B1型」を発表した。発売は6月21日。価格はオープンで、推定市場価格(税別)は5.5合炊きの「JPC-A101」が70,000円前後、一升炊きの「JPC-A181」が73,000円前後、5.5合炊きの「JPC-B101」が50,000円前後、一升炊きの「JPC-B181」が53,000円前後。

上位機種「JPC-A1型」のカラーは、ホワイトグレー、カーマインレッド、ブルーブラックの3色

新製品には、2種類の「麦めしコース」を新たに搭載。「押麦」「もち麦」という2種類の大麦に合わせたコースを用意した。独自の炊飯プログラムにより、それぞれの麦に適した吸水を行うほか、麦独特のニオイを抑制するよう加熱量を調整し、毎日続けられるおいしさを実現した。さらに、簡単に美味しく炊けるよう、麦用計量カップや内釜に麦めし専用水目盛りを採用。無理なく始められる「麦1割」と健康効果が高いとされる「麦3割」を選べるようにした。

「JPC-B1型」のカラーは、ホワイト、ブラックの2色

圧力搭載モデルだが、設計を工夫して圧力非搭載モデルと変わらないサイズ感を実現。背面をフラットにし、アイランドキッチンに置いても美しくみえる360°デザインを採用した。天面には奥行き感が出る繊細な柄加工を施し、上質な質感を目指したという。

炊飯には「可変W圧力炊き」を採用。大小2つのボールを制御し、炊きあげ時に1.25気圧の圧力をかけ、炊きあげ後に1.05気圧まで減圧。ねばりを引き出してしっかりと炊き上げる。内釜を包むIHヒーターは従来機種よりも加熱面積を広げた「釜包みIH」とし、内ふたには親水効果のある加工を施した「つや艶内ふた」を備える。

このほか、上位機種「JPC-A1型」には、内釜の上部に熱伝導の良い熱流コーティング、下部に蓄熱性の高い熱風土鍋コーティングを施した。上部と下部で温度差がうまれ、釜内部の対流を促進するという。内釜は9層遠赤特厚釜(特厚3mm)で、熱を素早く釜全体に伝えて炊きムラを抑える(JPC-B1型は5層遠赤特厚釜)。

本体サイズは5.5合炊きのJPC-A101とJPC-B101がW25.2×D30.2×H21.1cm、重量が約5.4kg。一升炊きのJPC-A181とJPC-B181がW27.5×D32.9×H24.2cm、重量が約6.5kg。