厚生労働省は5月30日、一般職業紹介状況(平成29年4月分)を公表。平成29年4月の有効求人倍率は1.48倍で、前月比で0.03ポイント上昇。平成29年4月の新規求人倍率は2.13倍で、前月と同じ水準だった。

同報告は、厚生労働省が公共職業安定所(ハローワーク)における求人、求職、就職の状況をとりまとめ、求人倍率などの指標を作成し、一般職業紹介状況として毎月公開しているもの。

求人、求職及び求人倍率の推移

平成29年4月の状況は次ぎの通り。まず前述の通り、有効求人倍率(季節調整値)が1.48倍となり、前月を0.03ポイント上回った。新規求人倍率(季節調整値)は2.13倍で前月と同水準。正社員有効求人倍率(季節調整値)は0.97倍となり、前月比0.03ポイント増。4月の有効求人(季節調整値)は前月比0.7%増で有効求職者(同)は1.6%減となった。

4月の新規求人(原数値)は前年同月比で3.2%増。産業別では運輸業/郵便業(8.3%増)、製造業(7.9%増)、建設業(6.9%増)、生活関連サービス業/娯楽業(6.1%増)、サービス業(他に分類されないもの)(5.7%増)などで増加。卸売業/小売業(3.8%減)は減少となった。

都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、就業地別で福井県の2.06倍が最も高く、最低は北海道の1.13倍。受理地別では東京都の2.07倍が最高で、北海道の1.09倍が最低だった。