バンダイが展開する「元祖SDガンダムワールド」より立体化が発表されていた、「機甲神5体セット」のサンプルが、「魂ネイションズ 10th Anniversary WORLD TOUR OSAKA」で公開された。28日に開催されたステージイベント「『SDガンダム』大特集~新G研作戦会議~」で詳細が明かされた。
「元祖SDガンダムワールド」は、かつて人気を博した「元祖SDガンダム」シリーズが、最新の技術で「造形」「可動」「配色再現」において大きく進化し、20年のブランクを経て復活したブランド。「機甲神」は、バンダイのカードダスを中心に展開された企画「SDガンダム外伝 機甲神伝説」に登場した。「機甲神伝説」は映像化の機会はなかったものの、カードダスやプラモデル、漫画雑誌『コミックボンボン』(講談社)での連載などで世界観が形作られ、高い人気を誇っていた。
今回の「機甲神5体セット」は、「機甲神エルガイヤー」とともに「超機甲神ガンジェネシス」を構成する、「マーキュリアス」「アクアリウス」「ジュピタリアス」「オルフェリス」「ギガンティス」の5体がセットになったもの。展示されていたものはゴールドカラーだが、実際には設定に忠実に色分けされるという。バンダイコレクターズ事業部のSDガンダム企画担当・寺野彰氏は、「色分けがとんでもないことになっていて、ランナーがA~Zくらいまであるかも」とコメントしていた。
「元祖SDガンダム」の際に商品化された「ガンジェネシス」では、変形の都合で余りパーツが多数生じていたが、今回は「ギガンティス」の頭部をバックに移動するなど機構によって極力解消。また合体だけでなく「各機甲神についてもいろいろ考えている」(寺野氏)という発言も。加えて、寺野氏からは受注開始が夏を予定していること、メーカー希望小売価格30,000円以内を目指していることが明らかにされた。さらに、闇の機甲神「カオスガイヤー」も商品化が検討されているという新情報が発表された。
なお、6体による「ガンジェネシス」への合体は、受注終了した「元祖SDガンダムワールド 機甲神エルガイヤー」を手に入れておく必要があるので注意が必要だ。未入手のファンにとっては二次受注が待たれる。
(C)創通・サンライズ