俳優の窪田正孝が、7月スタートのカンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕たちがやりました』(毎週火曜21:00~)に主演することが29日、明らかになった。
このドラマは、金城宗幸・荒木光の同名コミックが原作。向かいのヤンキー高校の不良たちに仲間をボコボコにされた窪田演じるトビオたちが、イタズラ心でちょっとした復しゅうを企てるが、起きるはずのない大爆発で、ヤンキー高校が火の海となる事態に。"爆破事件の容疑者"となって、逃亡劇を繰り広げていく。完結した原作とは異なる結末になるという。
窪田は、原作を読んで「内面の葛藤や苦しみを描く部分も多くて、ああ、やっぱり僕のこういう顔を見たいんだな、と思いました。誰も僕の幸せを願ってないんだなと(笑)」と冗談めかしてコメント。「小心者なところが似てる」といい、「人間って美しくもあるし、すごく醜くもある。人間のそういう本質的な部分を、高校生の目線から暗くならずに爽快に描いている」と作品の魅力を語った。
8月で29歳になる窪田だが、今作では高校の制服姿を披露。「大人の方にはご自身の青春時代を思い出しながら見ていただいて、現役高校生の方にとっては『あなたの時代の青春ドラマって何?』って話になったときに、『僕たちがやりました』という名前が出てくるような作品になれば一番幸せです」とメッセージを寄せた。
共演陣は、トビオの幼なじみ・蓮子役で永野芽郁。トビオと対立する矢波(やば)高校イチの不良・市橋役で、改名後初ドラマとなる新田真剣佑。トビオの同級生・伊佐美役で間宮祥太朗、マル役で葉山奨之。エロかわ系な伊佐美の彼女・今宵役で川栄李奈と、フレッシュなキャストが勢ぞろい。
さらに、高校のOB役で今野浩喜。クールで冷酷な刑事・飯室役で三浦翔平。ドラマオリジナルのキャラでトビオの担任教師・菜摘役で水川あさみ。裏社会の弁護士・西塚役で板尾創路。その西塚をアゴで使う、謎に包まれた裏社会のドン・輪島役で古田新太が脇を固める。
窪田に対して「変幻自在のお芝居で喜怒哀楽を余すところなく表現できる」と確信し、熱い手紙を送ってオファーしたカンテレの米田孝プロデューサー。今作について、「間違いを素直に認められず、どんどん追い込まれてジタバタする彼らの姿には、大人も子どもも、誰もが奥底に抱える人間の本質的な部分が垣間見えたりして、ドキッとするかもしれません」と予告している。