東京都青少年・治安対策本部はこのほど、「平成28年度 家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査報告書」を発表。都内在住で小学生、中学生、高校生の子どもに携帯電話などを持たせている保護者2,000名を対象に、2017年1月27日~2月1日の期間、インターネット上で行った。
はじめに、スマートフォンの利用率を調べたところ、小学生低学年で12.5%、小学生高学年で18.6%、中学生で60.7%、高校生で91.5%となった。続いてスマートフォンを持たせた時期について尋ねると、「中学1年生」(29.6%)が最も多く、次いで「高校1年生」(20.5%)だった。小学生以下で持たせている割合は、24.9%となっている。
さらに、「お子さんが、携帯電話・スマートフォンにのめり込んで、勉強に集中できなかったり、睡眠不足になったことがありますか」との質問には、59.4%の人が「悪影響は特にない」と回答。次いで「睡眠不足になった」(16.1%)、「視力が落ちた」(15.1%)、「勉強に集中できなくなったり、記憶力が下がったりした」(14.5%)、「成績が下がった」(10.3%)、「猫背になったり、巻き肩になるなど、姿勢が悪くなった」(10.1%)などがあがっている。