日本マイクロソフトは5月26日、28型ディスプレイを搭載したクリエイター向けの一体型PC「Surface Studio」の国内販売を発表した。6月15日の発売を予定し、本日より予約の受付を開始する。CPUやメモリ、ストレージ容量などが異なる3モデルをそろえ、価格は税別384,800円から。

Surface Studio

「Surface Studio」は、Microsoftが「オールインワンPCの再定義」をうたうクリエイター向けPC。通常のデスクトップPCのような形状(デスクトップモード)に加えて、同社が「ゼログラビティヒンジ」と呼ぶ特殊なヒンジにより、ディスプレイの傾斜を20度までねかせた「スタジオモード」に変形できる。

「ゼログラビティヒンジ」には、約80のカスタムパーツを採用することで、力を入れることなく、28型ディスプレイを動かすことができるという。「スタジオモード」で利用する際にユーザーが手を置き、加重をかけても安定して作業できるとしている。

28型ディスプレイは、アスペクト比3:2で画面解像度は4,500×3,000ドット。sRGBやDCI-P3、Vivid(P3-D65)といったカラープロファイルをサポートする。タッチ操作に加えて、筆圧検知1,024段階に対応したSurfaceペン、Surface Dialでの操作に対応する。

エントリーモデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i5、メモリが8GB、ストレージが64GB SSD + 1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 965M 2GB、ディスプレイが28型(4,500×3,000ドット)、OSがWindows 10 Pro 64bit。本構成の価格は一般向けで税別384,800円、法人向けで税別372,800円。

上位モデルは、CPUがIntel Core i7、メモリが16GB、ストレージが128GB SSD + 1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 965M 2GB、ディスプレイが28型(4,500×3,000ドット)、OSがWindows 10 Pro 64bit。本構成の価格は一般向けで税別444,800円、法人向けで税別432,800円。

最上位モデルは、CPUがIntel Core i7、メモリが32GB、ストレージが128GB SSD + 2TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980M 4GB、ディスプレイが28型(4,500×3,000ドット)、OSがWindows 10 Pro 64bit。本構成の価格は一般向けで税別529,800円、法人向けで税別517,800円。

通信機能は、ギガビット対応有線LAN、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースがUSB 3.0 Type-A×4、Mini DisplayPort×1、microSDXCスロット、Cover port、Windows Hello顔認識カメラ、オーディオポートなど。

サイズはディスプレイ部分がW637.35×D12.5×H438.9mm、ベース部分がW250×D220×H32.2。重量は最軽量で9.56kg。