タレントで映画コメンテーターのLiLiCoが25日、都内で行われた加納典明写真展「絶夜」(六本木・ZEN FOTO GALLERY 5月26日~6月14日)および写真集『絶夜 LiLiCo写真集』(5月26日発売 2,800円税抜 双葉社)の取材会に、写真家の加納典明氏とともに出席した。
同写真集は、約22年前に発売された加納典明氏によるヘアヌード写真集「前夜」からのモノクロ写真に加え、再び加納氏によって撮り下ろされたジャンルフリーの写真を詰め込んだ、ヌードフォトブック。
当初は昔のフィルムを使ってモノクロだけの写真集を作る予定だったそうだが、LiLiCoから「今の私も撮ってほしい」という要望があり、今回の写真集が実現したそうで、さらにスタイリングをすべて自分でやりたいとお願いしたという。LiLiCoは「写真集に写っているキャンドルや、縛られているロープや服などは全部自分で家から持ってきたり、買いに行きました」と明かし、加納氏は「女性の意向を聞いて写真を撮るほうではないから今回は珍しかった。LiLiCoが言うんだから、できるだけ受け取って行こうと思って。それも楽しかったし、LiLiCoも楽しんでくれたんならそれで結構だなと思います」と吐露した。
また、タイトルの意味を聞かれると、加納氏は「(前作のタイトルを)どういう理由で『前夜』って付けたのか覚えていないんだけど、悪いタイトルじゃないよね。なにかコトありそうな。そして絶なる夜が来たと解釈していただければ」と説明。LiLiCoは「『今夜』にしようっていう話をしたんです(笑)」と打ち明けて、「また22年後に『絶夜』でもよかったんじゃないかなって。どうします? 22年後にまた撮ります?」と加納氏に提案。
これに加納氏は「『終夜』っていうの?」とコメントして笑いを誘うと、LiLiCoは「これは覚悟です。オーロラの下で全裸で撮る」と決意。「22年後に俺が生きていたらね」と言う加納氏は、昨年夏に心臓の手術を受けたことを明かし「弁にカーボンが入っているんだよ」と告白。「生体弁はもって15年。カーボンの弁なら25年もつというので、それにしました」と説明し、「5年くらいは心臓のことで凹んでいたけど、今は治って元気で、昔の俺みたいだからみんな気を付けたほうがいいよ」と復調をアピールした。
また、同写真集を見てもらいたい男性を聞かれたLiLiCoは、「北村一輝さんに見てほしいです」と目を輝かせ、男性を抱きたいというLiLiCoは「(北村も)抱きたいです! 猫侍(映画『猫侍 南の島へ行く』)で私がヒロインで彼が主演で、主演とヒロインのラブがあるんじゃないかと期待していたんですけど、何もなかったね…」と肩を落とした。