映画『美しい星』(5月26日公開)の特別授業が24日に東京・明治大学で行われ、リリー・フランキー、亀梨和也(KAT-TUN)、吉田大八監督が登場した。

リリー・フランキー

同作は三島由紀夫の同名小説を原作に、舞台を現代に移し大胆に脚色して映画化。ある日突然「宇宙人」に覚醒した家族と、世界の関わり合いを描く。父親役のリリーが火星人、息子役の亀梨が水星人、娘役の橋本愛が金星人、母親役の中嶋朋子が地球人となる。

今回は特別授業として、学生たちは事前に同作を鑑賞した上で臨んだ。通常時は1年かけて同性愛文学を学んでいる授業で、女子も多数受講しているが、リリーは「女の子の方がやおいもののマンガとか、ボーイズラブとか好きですよね」と最初から飛ばしている様子を見せた。

ポスターで自身の"火星人"ポーズを見たリリーが「俺のこのポスターのポーズが、お客さんを遠ざけてる気がする」と危惧すると、亀梨も「『オラに力を!』ってことですよね」と苦笑。リリーは「客が入るポスターじゃないですよ! GAGAはラ・ラ・ランドで当てたあとですから。その儲けを補填してもらおう」と"リリー節"で笑わせた。

学生からの質問コーナーでは、手を挙げた学生に「信州の子?」と話しかけたところ、相手は「東京です」と否定されたリリー。他の学生にも「お兄ちゃんがいそうな顔してるよね」と聞くと、「一人っ子です」と返され、「最近若い子と接してないから。銀座のクラブだったら大体当たる」と自由に発言し、場を盛り上げていた。

さらに「童貞に話を聞きたい。童貞は信頼できる」と言い出したリリーは、挙手した学生に「童貞ですか?」と質問する。空気を読んだ学生が「童貞です」と答えると、「44歳まで童貞を守ったら魔法使いになれて、女子なら妖精になります」と説明。リリーが「もし魔法が使えるようになったらどうする?」と聞くと、男子学生は「童貞を卒業したい」と回答し、リリーは学生の頭の回転の速さに感心していた。