相鉄グループの相模鉄道と相鉄バスは、2016年度における利用者の忘れ物の総数が過去最多となる8万4,759件にのぼったと発表した。前年度より4,158件増加している。

大量の傘が保管されている相模鉄道二俣川駅お忘れ物センター

このうち、忘れ物ランキングで不動の1位を占める傘は、全体の約27%にあたる2万2,671件。梅雨の6月と台風の多い9月に忘れ物が増える傾向にあり、この2カ月で傘の忘れ物全体の約28%を占めるという。第2位は袋・封筒類で、全体の約9%にあたる7,444件だった。第3位は現金で、全体の約7%にあたる5,839件。以下、カードケース類、かばん類、乗車券、タオル・ハンカチ類と続く。

携帯電話など通信端末の忘れ物は意外にも少なく、全体の約3%に相当する2,739件だった。自転車、かつら、刀などの珍しい忘れ物もあったとのこと。落し主に返還された忘れ物は、全体の約29%にとどまった。