配信開始より3か月を待たずに300万ダウンロードを突破し、現在もユーザー数が拡大中の話題のアプリゲーム『A3!』。プレーヤーは劇団の主宰兼総監督となり、春組、夏組、秋組、冬組それぞれに所属する” つぼみ”状態の劇団員を、花を咲かせるように育てていく「イケメン役者育成ゲーム」だ。
そんな『A3!』より、各組のユニットテーマ曲やキャラクターのソロ曲を収録した待望のミニアルバムが発売される。今回は、5月24日に発売される春組ミニアルバム『A3! First SPRING EP』の魅力や、芝居に打ち込むキャラクター達との共通点などを、春組の佐久間咲也を演じる酒井広大と、同じく春組の碓氷真澄を演じる白井悠介に語ってもらった。
春組のチームワークが詰まった「Spring has come!」
――『A3! First SPRING EP』に収録される春組ユニットソング「Spring has come!」はセリフがたくさん入った楽しげな曲ですね。
白井 僕が収録一人目だったんですよ。他のメンバーのセリフがどんな感じになるかわからなかったので、とにかく真澄らしさと春組らしさの両方を意識して歌わせていただきました。真澄はローテンションなので、歌う時はそんな真澄らしさを極力残そうと。5人の掛け合いのセリフで春組らしさが出せたらいいですね。
酒井 この曲は、王道系アイドルソングというか、さわやかで春らしいなっていうのが第一印象でした。5人の声があわさったらどういうふうになるんだろうって、すごいわくわくしながら収録しましたね。出来上がったものを聞いてみたら、それぞれの声のバランスが良くて、その上でキャラクターそれぞれの良さもあり、春組としてのチームワークが出ていましたね。
白井 春組全員に見せ場があるよね。掛け合いで「シトロン!」って突っ込んでたり、至が帰ろうとしたり。
酒井 歌詞で真澄や綴が紹介されていたり。咲也は春組のリーダーなので、出だしはソロで歌わせていただいて、ありがたいなと思いました。
――「我ら、春組は!」という全員の掛け声も素敵でした。
白井 春組の初々しさもありつつ、選手宣誓みたいな感じで、気合が現れてましたね。
酒井 でも完成されたのを聞いたら咲也だけ違うベクトルに行ってた気がしますね(笑)。みんな元気よくやってるんですけど、咲也はさらにその上を一人だけ行ってる感じがしました。
――咲也のソロ曲「赤い髪のチェリーブロッサム」の収録はいかがでしたか?
酒井 この曲は、4月の桜満開の日に収録しました。まさに「赤い髪のチェリーブロッサム」収録日和だなーと思いつつ。この曲には咲也くんの良さがふんだんに詰め込まれていますね。朝起きた瞬間とか、爽やかな一日の始まりに聞いて欲しい曲です。
――特に歌詞のどの部分に、咲也くんらしさが出ていると思いましたか?
酒井 色々あるんですけど、「お日様のように いつだって居たいんだ 笑わないでよ」ってところですかね。“お日様系元気役者”っていう咲也くんのキャッチフレーズがあるんですけど、まさに春の陽気のような咲也くんの明るさがこのフレーズに詰め込まれている気がします。あとは、咲也くんの座右の銘の「Show Must Go On!」に掛けて「ショーは続いてく」っていう歌詞もあったりして、本当に咲也くんのための曲だなって思いますね。
――ちなみに、そんなまっすぐで明るい咲也くんと、酒井さんの共通点はどこでしょうか?
酒井 咲也と僕は正反対とまではいかないですけど……、どちらかというと僕はネガティブなところがあるので、逆に咲也くんに元気づけられていますね。強いて挙げるなら、素直なところかな。あーでも素直なのかな?、僕(笑)。
真澄と白井悠介の共通点は「Mなところ」!?
――真澄のソロ曲「SICK SICK SICK」ですが、白井さんはこの曲をいただいた時にどんな印象をお持ちでしたか?
白井 真澄の監督への想いが前面に出た曲だなと思いました。これは、いい意味で気持ち悪いぞ、と(笑)。咲也の曲が朝にぴったりなら、これは夜にぴったりの曲ですね。
――メロディやリズム、歌い方などクセのある曲で、難しそうな印象がありますが収録はいかがでしたか?
白井 そんなに苦労した感じではなかったですね。確かにロックテイストな曲を歌うのは新鮮でしたが、曲が濃いというか、歌詞がストレートなのでその分気持ちが乗せやすかったです。あと、この「やめない」ってセリフはもともと歌だったんですけど、収録中に「試しにセリフでやってみますか」と言われて、最終的にセリフになったんです。急に入るので、ゾゾっとくるポイントだと思います。
――「もうしんどいし好きじゃない 嘘 世界一好き」とか真澄らしい愛が重いフレーズが満載の曲ですよね。
白井 最後にも「ああもうしんどい」って出てきますよね。今、流行りの「しんどい」っていうホットワードが。
酒井 たしかに(笑)。Twitterでもよく「ああしんどい」って見ますね。
白井 監督のことが好きすぎてしんどいっていうね。ほんと監督依存症なんですよね。それが歌詞に現れてます。
――白井さんは「好きすぎてしんどい」っていう気持ちには共感できますか?
白井 いやー(笑)。僕はここまで何かにのめりこんだことはちょっとないですね。逆にうらやましい部分でもあります。真澄の場合は監督に対する思いですが、例えばそれを、自分の好きなことや趣味に置き換えても、ここまでのめりこむようなものってイマイチ思いつかない。これだけ一つのことに熱心になれるのはすごいですね。
――酒井さんは熱心になれることはありますか?
酒井 僕は結構ありますよ。
白井 えっ、納豆に?
酒井 違いますよ、人じゃないじゃないですか(笑)。人を好きすぎてしんどいっていうの、過去にはありましたよ。やっぱり思い通りにいかないし、ネガティブな性格なんで、いろいろマイナスなほうに考えちゃって。
――白井さんはマイナスに考えたりしないんですか?
白井 僕は全然マイナスに考えたりしないですね。すごい楽天家なので、細かいことは気にしないんですよね。自分の思い通りにならなくても「まいっか」って。「次いこう次いこう」ってなります。
酒井 僕と正反対ですね……。
白井 でも、この曲の最後のほうになると、「命令して俺に」ってフレーズが出てきて、実は真澄はMだったのかって気づかされるんですよ。監督以外に対してはSな感じがするんだけど。「あー真澄そっちなんだ! 一緒一緒!」って思って(笑)。僕と真澄はそこが共通点ですね。
――白井さんは好きな人に命令されたいタイプなんですね。
白井 命令されたいですね(笑)。あーでも、命令はちょっと違うのかな。叱られたい。
酒井 僕もちょっとわかります……。