俳優・神木隆之介が、『思い出のマーニー』(2014年)などを手がけてきた米林宏昌監督のスタジオジブリ退社後初の長編映画として7月8日に公開されるアニメ映画『メアリと魔女の花』に出演することが23日、発表された。2人がタッグを組むのは『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)以来、7年ぶりとなる。
本作で描かれるのは、主人公・メアリが森で7年に1度しか咲かない不思議な花"夜間飛行"を見つけたことで始まる大事件の物語。このメアリを演じる女優・杉咲花のほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶといった俳優陣が登場することがこれまで発表され、注目を集めてきた。
そんな声優陣のラストピースとなった神木が演じるのは、大事件に巻き込まれてしまう赤い館村の少年・ピーター。杉咲との共演は、2015年に放送されたTVドラマ『学校のカイダン』以来となる。なお既にアフレコは全て終了済みで、映画は6月に完成予定だという。
キャスト・スタッフコメント
神木隆之介(ピーター役)
7年ぶりに米林監督と一緒にお仕事をさせていただけると聞いて、すごく懐かしい気持ちとうれしい気持ちでいっぱいになりました。本当に夢があるストーリーで、メアリの奔放さだったり、ピーターの真っ直ぐさだったり、ちいさな勇気が大きく何かを変えるパワーを持っているということを感じました。観終わった後に、きっと笑顔になれる素敵な作品に仕上がっていると思いますのでご期待ください。
杉咲花(メアリ役)
神木さんが過去に声優をされている作品を見ていたので、今回ご一緒できて本当にうれしかったです。個別でアフレコをしている時も神木さんの声をイメージして演じることができました。神木さんの声は耳にとても心地良く、いつまでも聴いていたいと思いました。観終わった後に、いつもより明日が楽しみって思える映画になると思いますので完成を楽しみにしていてください。
米林宏昌監督
神木さんとはアリエッティ以来7年ぶりの仕事でしたが、前回と同じく12歳の少年の役をお願いしました。メアリが引っ越し先で出会う、地元の優等生的な勤労少年ピーター。ドジばっかりするメアリをピーターが笑うのですが、神木さんは嫌味なく爽やかに演じて下さいました。杉咲さんのメアリと神木さんのピーターのデコボココンビは、作品に暖かい空気を与えてくれました。
西村プロデューサー
思春期直前の少年の中にある無邪気さ、優しさ、儚さ、逞しさ。子どもでも大人でもない、その中間に一時だけ存在する少年性を求めたとき、神木隆之介さんの声に正解がありました。お転婆なメアリに翻弄され、映画の中で最も大変な思いをするピーターですが、映画の中で一番の「いいヤツ」なのです。
(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会