コミュニケーションツールとして今や欠かせないものとなっているSNS。今回はマイナビニュース会員508名に、「もし職場の新入社員からSNSの友達申請が来たら?」という仮定の下、それを承認するか否か考えてもらった。

Q.SNSを利用していますか?

している 65.7%
していない 34.3%

Q.(SNSを利用している方にお聞きします)職場の新入社員から友達申請が来たらどうしますか?

承認する 56.3%
承認しない 43.7%

職場の新入社員から友達申請が来たらどうしますか?

Q.その理由を教えてください

承認する理由

■気にしない
・「『来るもの拒まず』を原則としているから」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「別にそんなに頻繁に更新してないから」(30歳男性/輸送用機器/技能工・運輸・設備関連)
・「基本的にはオープンだから」(30歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「お願いされたら、断らない主義だから」(34歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)
・「隠すことはないから」(33歳女性/その他/事務・企画・経営関連)
・「嫌な人ではなかったら、断る理由がない」(38歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■用事があるかも
・「仕事のことなど聞かれることがあるかもしれないから」(30歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「承認した方が緊急時の連絡などに好都合だから」(56歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「同じ職場の情報を共有できるかもしれないから」(40歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

■気を遣って
・「お誘いがあるものは、避けるのは失礼だと思うから」(40歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「本当は嫌だが、断るとカドが立つ為」(33歳男性/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)
・「承認しないと気まずくなりそう。承認はするけど、必要以上には関わらない」(28歳女性/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「しないわけにはいかないから」(36歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「職場の『和』を乱したくない」(34歳女性/教育/専門サービス関連)
・「一応マナー」(41歳女性/通信関連/事務・企画・経営関連)

■仲良くなりたい!
・「後輩とうまくコミュニケーションをとりたいため」(33歳男性/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)
・「ラインとかなら、簡単に相談にものれるから。感じの良い子なら大歓迎だし、そうでなくても相談にのって欲しいのかな? と取り合えず教えます」(30歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「色々話が会社だけではできないし 、飲み会のきかいも少ないから」(56歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
・「新入社員さんから慕ってもらえるのはうれしいですし、いろいろな年代の友達がいてもいいかなと思いますので」(50歳女性/サービス/その他・専業主婦等)
・「接点を持つのはよいことなので」(52歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「慕われている気がしてうれしいから」(45歳男性/官公庁/公共サービス関連)

承認しない理由

■公私の線引き
・「プライバシーを守りたい」(38歳男性/専門商社/営業関連)
・「SNSは仕事関係以外の人に限定している」(51歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/その他技術職)
・「匿名でしているから」(30歳女性/専門店/販売・サービス関連)
・「SNSをやってることは、極力ヒミツにしたいから」(42歳男性/農林・水産/技能工・運輸・設備関連)
・「家族のみと考えている」(64歳男性/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連)
・「完全に趣味でやっていると、断ります。仕事のグチとか書けないし」(35歳女性/専門店/販売・サービス関連)

■仲良くならなくていい
・「いつ異動になるか分かんないし、それ程親しくしたいとは思わないから」(40歳女性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「本当に仲良い人しか友達になりたくないから」(30歳男性/化粧品・医薬品/技能工・運輸・設備関連)
・「会社の人とはつながらないポリシー」(49歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「職場の人とは、勤務時間外は付き合わないから」(43歳女性/教育/事務・企画・経営関連)
・「年齢が離れすぎているから」(45歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

■新入社員なら……
・「そういうことは、もう少しプライベートの付き合いが深まってからするものだと思うから」(37歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「親しくなるのはまだ早いし、新入社員から申請してくることに抵抗を感じるから」(38歳女性/教育/公共サービス関連)
・「ちょっと様子を見たい人物ですね」(50歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「間接経由で来たらノー。親しさや敬意の段階を踏んで直接求めてきたらイエス」(41歳男性/サービス/専門サービス関連)
・「交換するなら電話番号。ショートメールのやり取り」(39歳男性/その他/営業関連)

■SNSは職場では使わない
・「SNSは便利だが、オフィシャルな会社のやり取りで使うことに抵抗あり」(51歳男性/非鉄金属/IT関連技術職)
・「SNSは仕事場では使用しないようにしています。LINEもしません。メールで個別にやり取りしています。後輩たちと広く平等に接するには特定の人間だけと仲良くなることはしたくないので」(48歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連)

総評

もし職場に入った新入社員からSNSで友達申請があったら承認する? という問いに「する」と答えた人は56.3%、「しない」と答えた人が43.7%と、意見がほぼ半々に分かれた。

「承認する」と答えた人は「隠すようなことはない」「更新も頻繁でない」「断る理由がない」と、特にこだわりもなく、気にする様子のない人が多かった。なにか仕事の用事や連絡事、質問などがあるときには、SNSでつながっていれば便利、と考える先輩もいた。反面、友達申請を断ってしまうと「後で気まずい」「角が立つ」「失礼になる」など、新入社員との人間関係を良好に保っておきたいという気配りもあるようだ。

「承認しない」と答えた人は、SNS自体を完全に「プライベートなもの」と考えている人が多く、「職場の人とはつながりたくない」「本当に仲のいい人としか友達になりたくない」など、公私混同を避けたい狙いがあるようだ。そういう考えの人にとっては友達申請してくる新入社員の行動は「プライバシーにズケズケ入り込んできそうな要注意人物」と映るようで、「もう少し付き合いが深まってからするべき」「抵抗を感じる」と苦言を呈する声もあった。

積極的に「新入社員と仲良くなりたい!」と考えているフレンドリーな人は、友達申請をうれしく感じ、反対に、「特に仲良くなりたくない」というドライ派にとっては、うっとうしいものに映るようだ。新入社員に限らず、職場の人にSNSで友達申請をする際には、相手のSNSや職場に対する考えも十分考慮に入れる必要があるだろう。

調査時期: 2017年5月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女508名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません