ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。

■5位:松田翔太と秋元梢、初の2ショット披露! 堂々の交際宣言

松田翔太(左)と秋元梢

『女性自身』が、2015年4月から交際が報じられている松田翔太(31)と秋元梢(29)の続報。報道直後は両事務所が「仲のいい友人」と交際を否定し、本人からのコメントもなかっただけに、その後の行方に注目が集まっていた。

5月上旬の19時、2人は時間差でマンションを出てタクシーに乗り、別のマンションへ。そこで記者に声をかけられた翔太は、「今日はここで兄(松田龍平)の誕生日会があるので、一緒にお祝いにきたんですよ」とあっさり認めた。記者から結婚について聞かれても、「まだわかんないですけれど、仲よくやっていますよ」とさわやかに答えたという。

秋元も記者にお礼を伝えて頭を下げるなど、これ以上ないくらいの満点対応。家族ぐるみのつき合いであることは明白だけに、昨年7月31日に亡くなった秋元の父・千代の富士さんの一周忌が過ぎたら、いつ結婚の報告があってもおかしくない。当初は、名優・松田優作さんと大横綱・千代の富士さんの"最強二世カップル"とさわがれていたが、本人たちの魅力と好感度もグングン上がっている。

■4位:葉加瀬太郎が美人シンガーに赤面モノの口説き文句と"路チュー"

葉加瀬太郎

『女性セブン』が葉加瀬太郎(49)の恥ずかしい口説き現場を写真つきで報じた。

5月11日21時すぎ、葉加瀬は割烹料理店で、小柄なスレンダー美人とデート。同誌は葉加瀬の「おれたちヤッてないもんね。チューくらいはしたよな?」「だから愛人になればいいんだよ」など赤面モノの口説き言葉をリポートした。その後、2人はバーへ移動して飲み直したあと、腕を組んで深夜の路地裏を歩きながら"路チュー"したという」この女性は現在54歳で、中学生時代に『ミス・セブンティーンコンテスト』で優勝したほか、歌手デビューを飾り、葉加瀬のライブでもコーラスを担当している美人シンガー。既婚者だけに深い関係ならダブル不倫になるが、「一線は超えていない」ようにも見える。

現在、葉加瀬は妻・高田万由子(46)、17歳の長女、10歳の長男とともにイギリス在住。コンサートなどで一年の半分は家を不在にしているため、やりたい放題といえばそうなのだが……やはりあの髪型ですぐにバレてしまうだろう。

■3位:独身キャリアウーマンの星・阿川佐和子が「私、結婚しました」

阿川佐和子

阿川佐和子(63)が5月9日に入籍。本人が手記「今更ですが 私、結婚しました」を『週刊文春』に寄稿した。阿川は結婚相手の男性を「六十九歳の一般人、(便宜上)S氏」と発表。「元々は大学の先生でしたが、定年退職後も教育関連の仕事を週に何日かしておりまして、趣味はゴルフと『数独』。事務所兼自宅の部屋で私がパソコンに向かって原稿書きをしていると、S氏はだいたい数独をしているか、パター練習をしているか、はたまた洗濯物を畳んでくれています(笑)」と紹介した。

その他、手記には、父・阿川弘之さんが入院中にS氏との交際について「お前が幸せなら、それでいい」と言ったこと、脚本家で占いもできる中園ミホから「行動を起こすなら5月がいい」と言われたこと、かつて「一途に専業主婦を目指し、子どもがほしかった」こと、「子を持つことが年齢的にも叶わぬ夢だと悟り、結婚から距離を置いた」ことなどがつづられた。

最後に「落語の『替わり目』風に言えば、『あたしにゃ、過ぎた亭主だよ』といったところです」と書くなど、幸せいっぱいの様子がほほ笑ましい。ただ、阿川は「結婚しなくても明るく生きる女性」「独身キャリアウーマン」たちの希望と言える存在だっただけに、胸がザワついている独身女性は少なくない。

■2位:草なぎ剛の奇行再び! 「子犬と路上座り込み」の現場写真

『FRIDAY』が何とも意味深に、草なぎ剛(42)の行動を報じた。

5月12日16時すぎ、新宿のはずれにある住宅街をブラブラする草なぎ。自宅まで往復10キロはある場所で、フレンチブルドッグの子犬を散歩するにしては長距離だ。しかも、人でにぎわいはじめた金曜日の夕方に、「大通り沿いの歩道で足を投げ出してへたり込んでいた」のだから確かに"奇行"にも見える。

草なぎは涙ぐんだのか、目元をぬぐいはじめた。その後、立ち上がって犬の散歩をはじめるが、また路上にへたり込んでしまう。まるで酔っ払いのような様子を見ると、かつて泥酔して公園に全裸で正座し、「シンゴ~!」と叫んだ奇行を思い出すが、お酒は飲んでいなかった。

記者からSMAP解散について聞かれた草なぎは「何も答えられないんです」、結婚について聞かれても「…………」と語らずに帰っていったという。

飼いはじめたばかりの子犬を散歩させるにしては距離が長いが、記事の書き方に悪意があるのも間違いない。草なぎが路上に座って鼻をかんだ写真も含め、SMAPファンは激怒必至か。ただ、こんな内容が巻頭記事になりうるのは、スターの証明でもある。

■1位:トレエン・斎藤司が新恋人と同棲、元彼女を捨てたのは「人間だもの」

斎藤司

『週刊文春』がトレンディエンジェル・斎藤司(38)の新恋人と同棲を報じた。

斎藤は売れない時代を支えた30代前半の看護師と1月中旬に別れ、「愛想をつかされちゃいました。170万円の指輪を買っていたのに」と傷心ぶりをアピールしていたが、やっぱりと言うべきか、ネタだった。

そもそも看護師の元彼女と別れたのは、新恋人への乗り換え。昨年夏に福岡の合コンで出会った20代半ばの女性に惹かれ、「人の気は変わるんだよ。人間だもの」と別れを告げたという。これまでプロポーズをチラつかせる斎藤を信じ、度重なる浮気に耐えながら4年半も交際してきた元彼女の心中やいかに……。しかも、福岡から新恋人を呼び寄せて早くも同棲し、「結婚を前提につき合っている」と宣言するのだから、何とも身勝手な話。一連のゲス不倫に負けない、堂々たるゲス同棲だ。

「記者から元彼女を捨てた?」と聞かれた斎藤は、「まあ、そう思われても仕方ない。気持ちが変わったというか、嫌いになったとかではないんですけど。大変申し訳ないです。もちろん、チャンマ(元彼女)にはめちゃくちゃ感謝していますし。でも、人間ですから」と悪びれず。相田みつをさんをもじったギャグが笑えない。

今や元彼女より、斎藤を信じて上京した新恋人のほうが心配だ。「癖なんですよね、すぐ同棲しちゃう」「22歳くらいから恋人が途絶えたことがない」「結婚の可能性は50~60%……」と話す斎藤を見た家族や友人は、どう思っているのか。

□おまけの1本「ガリガリガリクソン、闇金まがいの金貸しで訴えられていた」

酒気帯び運転の容疑で5月12日に逮捕されたガリガリガリクソン(31)の新たな疑惑を『FRIDAY』が報じた。

ガリクソンは、知人に「月2割」で金を貸し、数百万円の利息を得ていたという。法定利息の上限は年15%であり、月2割(年240%)は、まさに暴利だ。その後、知人は2016年4月、ガリクソンを過払い請求で提訴し、来月初旬には4回目の公判を迎える。

さらに知人は、ガリクソンが「お金の調達を闇金まがいのタニマチからしていた」と証言。これがすべて本当なら、飲酒運転を超えるインパクトだが、どちらにしてもガリクソンのギャグ、「(『ドラゴンボール』の孫悟空風に)オッス! オラ、ニート」は、もう使いものにならない。

■著者プロフィール
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。