俳優の長谷川博己が主演を務めるTBS系日曜劇場『小さな巨人』(毎週日曜21:00~)の第6話がきょう21日に放送される。前回で「芝署編」が完結し、きょう放送の第6話から「豊洲署編」がスタートする。
このドラマは、これまでの謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画した、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメント。日曜劇場初主演の長谷川が、捜査一課の刑事として捜査一課長を目指していたが、出世街道から外れた所轄へ左遷される主人公・香坂真一郎を演じている。
第6話では、捜査情報を新聞社にリークした処分として豊洲署に異動となった香坂(長谷川)が、「早明学園の事務局で経理課長を務めている夫の裕一(井上芳雄)が失踪したから探してほしい」と横沢亜美(中村アン)に相談される。その学園の専務・富永(梅沢富美男)は、元警視庁捜査一課長であり刑事部参事官にまでなった男で、退任後に天下りでこの職に。また、小野田(香川照之)を一課長の座に引き上げた人間であると同時に、捜査一課で勤務していた香坂の父・敦史(木場勝己)を所轄へと異動させた過去を持つ。
香坂は、共に豊洲署に異動してきた山田(岡田将生)や祐里(芳根京子)と捜査のため早明学園に出向き、新人警察官時代に世話になった富永と久々の再会を果たすと、そこで理事長の金崎玲子(和田アキ子)を紹介される。金崎と富永から失踪事件の聴取をすると「横沢は横領していたが、長年学園の成長を支えてくれた。一大プロジェクトが始まった大事な時期に公にしたくないから示談にする」と言われる。しかし、この横沢の失踪騒ぎは、のちに日本警察を大きく揺るがす大事件へと発展していく。
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