ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツは5月19日、自社オリジナルの「ハタゴイン」ブランドを新たに作り、各高速道路・主要幹線道路沿いに建つロードサイドの立地に、1号店・2号店の出店が決定したことを発表。1号店は12月15日にハタゴイン静岡吉田インター(静岡県島田市)、2号店は2018年春ハタゴイン関西空港(大阪府泉佐野市)の開業を予定している。

地域の景観に調和するよう設計された外観デザイン(静岡吉田インター・関西空港共通)

ハタゴインは、欧米ではポピュラーな車での旅行・ビジネスに便利な各高速道路・主要幹線道路沿いに建つロードサイドの立地に、日本の伝統的な旅籠(はたご)の情緒性を融合させたコンセプトとなっている。ロードサイドの立地上、ホテル内でより有意義に過ごせるよう、コミックを中心に書籍を約1万冊そろえたカフェ・ライブラリーを共用部に設置。また、旅の疲れを癒やす男女別の大浴場を設け、滞在導線に配慮した新しいロードサイド型ホテルを提案する。

約1万冊のコミックを揃えるカフェ・ライブラリー(静岡吉田インター・関西空港共通)

2ホテルともに、客層は車を利用した国内旅行客・ビジネス客を主として想定しており、ともに空港が近いことから海外からのインバウンド客も想定している。特に、ハタゴイン関西空港のカフェ・ライブラリーには、訪日外国人に向けて英語版のコミックなども用意する予定。また、アクティブな休日を重視するライフスタイルを持つ国内の客層は、車だけでなく自転車での利用も見込み、自転車を部屋に持ち込める客室タイプも提供を予定している。

インバウンド客や自転車での利用者も視野に入れている(デザインは静岡吉田インター・関西空港共通)

ソラーレホテルズでは、現在全国で21ホテルを展開するロードサイド型宿泊主体ホテル「チサンイン ロードサイド」を運営。同スタイルのホテル運営・マーケット・集客等、これまでの実績や経験を活かし、「泊まるだけでない、機能性と情緒性を持ち合わせた新しいロードサイド型ホテル」を創造していく。

ハタゴイン静岡吉田インターは鉄骨造・地上6階建の構造で、所在地は静岡県島田市井口896番ほか。敷地面積は3,315.30平方メートル、延床面積は2,827.68平方メートル。総客室数は110室で、収容人数は167人となる。

ハタゴイン静岡吉田インターの概要(※室料の表示は目安の料金で、変更する場合がある)

ハタゴイン関西空港は鉄骨造・地上6階建の構造で、所在地は大阪府泉佐野市りんくう往来2-85。敷地面積は4,544.88平方メートル、延床面積は3,054.82平方メートル。総客室数は100室で、収容人数は175人となる。

ハタゴイン関西空港の概要(※室料の表示は目安の料金で、変更する場合がある)