米国で教育市場向けノートPC「Surface Laptop」を発表したばかりのマイクロソフトだが、5月23日には再びSurfaceブランドの新製品を発表するという。
PC市場には多くのメーカーが存在するにも関わらず、マイクロソフトがPC製品のラインアップを拡大し続ける理由はどこにあるのだろうか。
2-in-1からノートPCへ拡大してきたSurfaceシリーズ
2012年、Windows 8の発売に合わせてマイクロソフトが発表したのが「Surface」シリーズだ。それ以前にもテーブルトップ型PCとして同名の製品はあったが、Surfaceとして一般に知られているのは2-in-1型のタブレットだろう。
Surface Proシリーズがそれまでのタブレットと異なるのは、内蔵のキックスタンドで自立する点にある。そこに薄型キーボードを接続したシルエットは独特で、カフェや新幹線などで見かける機会も増えている。
さらにSurfaceのラインアップは拡大している。フォトグラファーなどクリエイター向けの「Surface Book」は、高性能を追求しながらスタイリッシュなPCとして、MacBook Proを意識した存在だ。
同じくクリエイター向けのオールインワン型「Surface Studio」は、柔軟なスタンドや「ダイヤル」型のコントローラーでiMacを狙い撃ちにした。会議室向けの大画面デバイス「Surface Hub」も聞いたことがあるかもしれない。
そして新たに加わったのが、Chromebookに対抗する「Surface Laptop」だ。シリーズ全体を振り返ってみると、アップルやグーグルに対抗しつつ、Windows PCの新たな可能性を模索してきたのがSurfaceシリーズといってよいだろう。