あしたのチームは5月18日、評価と給与に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は3月10日~3月14日、対象はアイリサーチ登録モニターのうち、従業員300名未満の会社の経営者400名、人事担当者400名、従業員400名の計1,200名。
人事評価の満足度、従業員と経営者で差
会社経営者に対し、「人事評価制度を導入しているか」を尋ねたところ、2014年に実施した調査では「導入している」という回答が35.7%であったに対し、今回の調査では「導入している」という回答が54.5%と18.8ポイント増加した。
続いて会社経営者と人事担当者に対し、「人事評価について従業員は満足していると思うか」を尋ねたところ、全体では55.1%が「満足していると思う」と回答。役職別でみると、人事担当者より会社経営者の方が「従業員は満足している」と思っていることが明らかになった。
一方、従業員に対し「人事評価について満足しているか」を尋ねたところ、70.6%が「満足していない」と回答しており、経営者と従業員の人事評価に対する満足度の実態のギャップが明らかになった。
回答者全員に「あなたの会社では、人事評価と給与は連動しているか」と尋ねたところ、会社経営者の7割以上、人事担当者の半数以上が「連動している」と回答したが、従業員では8割以上が「連動していない」「わからない」と回答した。
また「給与はどのように決められているか」を尋ねたところ、全体の34.1%が「社長の独断」と回答しており、次いで「人事評価制度」(23.2%)、「人事または上司との面談」(13.0%)の順となった。