ロックバンド・X JAPANのリーダー・YOSHIKIが16日(現地時間)、米ロサンゼルスで頚椎人工椎間板置換の緊急手術を受け、無事に終了し成功したことがわかった。所属事務所が発表した。

YOSHIKI

激しいドラミングスタイルにより「頸椎椎間孔狭窄症」と診断されたYOSHIKI。手術は繊細な作業を要し、数時間に及んだが、現在容態は安定しているという。医師の話によると、術後声を発する事が困難な状態がしばらく続くと思われるが、時間の経過と共に本来の声を少しずつ取り戻すと見込まれている。

傷口は6週間で部分的な治癒、6カ月後には90%の回復が期待されるが、左腕から左手に走る電気のような痛みの症状は、改善にどれだけの時間がかかるのかは現段階では分からない状況とのこと。

通常であれば最低でも術後数日は入院することが望ましい状況だが、YOSHIKIは全身麻酔から覚醒後、手術の直前まで書いていた曲をどうしてもレコーディングしたいと言い、術後数時間で医師に直談判、退院したその足でスタジオへ。30分ほど作業をしたが、術後すぐの体調では想像以上の負担があり、同行していたスタッフ、ナースの説得に応じて自宅に戻り、現在は医師の管理の下に静養しているという。

7月に予定されている「X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X」、8月から9月にかけて予定されているYOSHIKIプレミアムディナーショー、及び世界ツアーの日程含め、今後の活動に関しては、術後の回復状況を見ながら判断の上、近日中に報告するとしている。