船井電機は5月17日、4Kおよび2K(フルHD)対応の液晶テレビとして、5シリーズ全11モデルを発表した。6月2日から、大手家電量販店のヤマダ電機が独占販売を開始する。価格はオープン。発表の時点で推定市場価格は明らかにされていない。
最上位シリーズとなるのは、4K HDR対応で倍速駆動の「プレミアム4K 6000シリーズ」だ。55V型と49V型をラインナップする。広色域の液晶パネルに加え、独自開発の高画質エンジン「ClearPix Engine」を搭載。自然で鮮やかな色彩を描くとともに、コントラストや彩度を強調しながら色飽和(*)をおさえ、緻密で高品位な画質を実現したという。
*色飽和 主に彩度が高い色において、微妙なグラデーションが失われて平坦な発色になること。
チューナーは地上/BS/110度CSデジタル×6基で、録画用の3TBハードディスクを内蔵。2週間の全チャンネルまるごと録画機能を持つ。なお、チューナーの1基は視聴専用、3基はまるごと録画専用、2基はまるごと録画/通常録画兼用となる。入力端子はHDMI×3基(HDCP 2.2およびARC対応)とアナログビデオ、出力端子は光デジタルとヘッドホン(アナログ音声出力兼用)。録画用の外部ハードディスクを接続するUSB端子は3基だ。
ネットワーク機能は有線LANと無線LANを搭載し、NETFLIX、YouTube、dTV、U-NEXT、TSUTAYA TV、ひかりTV 4Kなどのサービスをサポート。スマートフォンやタブレットとも連携し、こうした端末にインストールする専用アプリによって、テレビ放送や録画番組の視聴、外出先からの録画予約などが可能だ。
1つ下位の「スリムハイグレード4K 5000シリーズ」は、65V型、55V型、49V型をラインナップ。チューナー数が地上/BS/110度CSデジタル×2基、内蔵ハードディスクが500GBとなり、まるごと録画には対応しない。また、HDMI(HDCP 2.2およびARC対応)入力が4基、USB端子が2基となる。そのほかの主な仕様、例えば4K HDR対応や倍速駆動、独自エンジン「ClearPix Engine」、ネットワーク機能などは6000シリーズとほぼ同等だ。
なお、FUNAIブランドのブルーレイディスクレコーダーも同時に発表され、5月17日には記者発表会が開催された。こちらの詳細は追ってレポートする。