まだ梅雨入り前の5月だが、暑い日々が続いている。「すでにエアコンを使っている」という家庭も多いのではないか。少なくとも7月、8月の室温が30℃を超える中で、エアコンを使わない人はあまりいないだろう。夏本番を蒸し風呂で迎えないため、夏前のエアコン試運転を勧めたい。

ダイキンによると、エアコンの修理依頼は7月に集中しており、ピーク時は修理に1週間以上かかるという。夏前のこの時期にエアコンの試運転と点検を行い、夏を快適に過ごしてもらいたい。点検方法はダイキンが勧めるものを参考にしている。

2015年の月別エアコン修理受付数(出典:ダイキン)

まずエアコンの温度を最低温度(16~18℃)に設定し、10分程度運転する。そこで冷風がしっかり出ているか、異常を示すランプが点滅していないか確認する。ここでランプが点滅していると故障の可能性がある。

設定を一番低い温度にする

冷風、異常ランプを確認

さらに30分程度運転し、室内機から水漏れがないか、また異臭や異音はしないか確認する。試運転で室内が冷えなかったり、水漏れ、異臭や異音がする場合は故障の可能性があるため、夏を快適に過ごしたければ、販売店かメーカーに相談するべきだ。

エアコンの下には何か敷いておくといい

簡単でいいので臭いと音をチェック

今故障が見つかっても、修理に出せば夏本番に間に合う。夏前の今こそエアコンの点検を行い、夏を快適に過ごしてほしい。