アイドルグループ・KinKi Kidsとシンガーソングライター・吉田拓郎の異色タッグがMCを務めたフジテレビ系音楽バラエティ番組『LOVE LOVE あいしてる』(1996年10月~2001年3月、土曜23:30~放送)が、スペシャル番組として16年ぶりに復活することが16日、明らかになった。『LOVE LOVE あいしてる 16年ぶりの復活SP』と題し、KinKi KidsのCDデビュー日である7月21日の夜(時間調整中)に放送される。
同番組では、KinKi Kidsが吉田からギターを教わったり、番組のテーマ曲を作ったり、オリジナルバンドを結成したりと、開始当初まだ10代だったKinKi Kidsの2人がさまざまな企画に挑戦。今回の復活版では、篠原ともえ、坂崎幸之助(THE ALFEE)といった当時のレギュラー共演者も参戦し、篠原がゲストの楽屋を尋ねる名物コーナー「篠原ともえのプリプリプリティ!」も放送される。
オープニングは、テーマソング「全部だきしめて」でスタートし、ゲストの菅田将暉が登場。トークでは、菅田が服の手作りにはまっていることや、父親の影響で拓郎の大ファンであることを告白する。音楽コーナーでは、菅田が大好きな「今日までそして明日から」をギターを弾きながらセッションするほか、KinKi Kidsの名曲をメドレーでパフォーマンスする。
もう1人のゲストは古舘伊知郎で、カプセルトイでテーマを決めてトークを展開。今まで出会った一番破天荒な人や、自身の司会する番組で起きたハプニング、さらにF1好きの堂本光一も興奮のF1中継時の裏話など、マシンガントークを繰り広げる。
収録を終えた堂本光一は「こうしてみんなと一緒にやれたことがうれしくて(収録は)本当にあっという間でしたね。もっとずっと収録していたかったくらいです」と喜びがあふれ出ている様子。「『KinKiの2人、くだらないこと言ってるけど、なんかいいな』って思ってもらえる空気感、バカなこと言ってても拓郎さんがいるから収まっている、その絶妙な空気感が伝わるのではないかと思います」と見どころを語っている。
一方の堂本剛は「『全部だきしめて』の演奏中のお客さんのムードも良くて、いろいろ思い出してきて、じわじわと感動がきました」としみじみ。「スタジオで撮ったものは、拓郎さんたちとの日頃の仲を凝縮したものですが、それでもあふれ出てしまう仲の良さがオンエアにのると思います」と予告した。
そして、吉田は「最初はなかなか勘が戻らなかったのですが、収録が進むうち、だんだんフラッシュバックするのと同時に、20年ぐらい前ここにいたんだなっていう感覚が戻ってきて、それで少し喜びみたいなのが出てきて…」と感慨。「KinKi Kidsを含め出演者もスタッフも、僕らみんな本当に仲が良いんです。この仲の良さは説明できない」と、あらためて絆を実感したようだ。
また、坂崎は「当時、4年かけて信頼感を培ったメンバーなので、その信頼感を感じていただきたいです」と呼びかけ、篠原は「KinKi Kidsの2人は同級生でまさに遊べる仲間です。『プリプリプリティ!』ではランドセルもファッションも全力でシノラーをやったので、ぜひご覧になってください」と、当時のテンションで臨むことを語っている。
KinKi Kidsは、CDデビュー20周年を迎える今夏、日本テレビ系で20年前に放送されていたドラマ『ぼくらの勇気~未満都市~』が復活することも決定。記念イヤーを、当時の名番組で盛り上げていく。