JR西日本ファーストキャビンは5月10日、キャビンスタイルホテルの新ブランドとして、夜行列車の個室をイメージした「ファーストキャビンステーション」を展開し、2017年秋、大阪阿倍野と和歌山に開業することを発表した。
同社は、西日本旅客鉄道(JR西日本)とファーストキャビンが、2017年2月1日付にて設立したキャビンスタイルの簡易宿所を展開する合弁会社。ファーストキャビンステーションは、新スタイルの宿泊施設ながら親しみやすい空間づくりでビジネスやレジャー、男女問わず幅広い客層をイメージして展開し、滞在空間として利用するキャビンは、コンパクトながらも十分にくつろげる機能を完備したスタイリッシュな空間に仕上げる。
ファーストクラスキャビン(サイズ: W2.1/D2.1/H2.1m、床面積: 4.4平方メートル)は、120cmのセミダブルサイズベッドを備えた広々空間を確保。ビジネスクラスキャビン(サイズ: W1.2/D2.1/H2.1m、床面積: 2.5平方メートル)は、快適性に必要な機能はそのままに滞在空間をコンパクトに凝縮している。
館内にはラウンジスペースや大浴場を備え、全館無料Wi-Fiを完備。男女別エリアで女性も安心館内はセキュリティーゲートを設け、男性専用・女性専用エリアに分かれているため、女性ひとりでもリラックスして滞在できる。また、女性目線で厳選されたアメニティも備える。セーフティボックスや荷物預かりサービスキャビン内には、施錠可能なセーフティボックスを完備。キャリーケース置き場やフロントでも、無料で荷物を預けることができる。
「ファーストキャビンステーションあべの荘」の所在地は大阪府大阪市阿倍野区で、キャビン数は約120キャビンを予定。最寄駅は天王寺駅で、2017年秋の開業を目指している。「ファーストキャビンステーション和歌山駅」の所在地は和歌山県和歌山市は、キャビン数は約70キャビンを予定。最寄駅は和歌山駅で、こちらも2017年秋の開業を予定している。