フジ医療器はこのほど、「お父さんの疲労事情と解消法調査」の結果を明らかにした。同調査は4月10日~19日、全国1,969名の父親を対象にインターネットで実施したもの。

普段疲れを感じていますか?

普段疲れを感じているか尋ねたところ、計87.8%が「とても疲れている」「疲れている」「やや疲れている」と回答した。年代別に見ると、30代と40代で「とても疲れている」の回答が3割を超えており、疲労度が高いことがわかった。60代を超えると「とても疲れている」の割合が急激に減少し、1割未満になっている。

感じている疲労は肉体的疲労・精神的疲労のどちらであるか聞くと、「肉体的疲労」(31.6%)、「精神的疲労」(17.9%)、「肉体的・精神的どちらも」(50.5%)という結果になった。年代別では、20~40代では「肉体的・精神的どちらも」が6割前後を占めているが、60代を超えると肉体的疲労を感じている割合が他の年代と比べて高くなっている。

年代別 肉体的疲労・精神的疲労の割合

肉体的疲労の原因について尋ねると「仕事」(52.3%)、「加齢」(32.5%)という回答が多かった。現役世代では「仕事」の回答が圧倒的に多く、40代から「加齢」による疲労を徐々に感じ始めていることがわかった。

肉体的疲労の原因

肉体的疲労を感じていると回答した人を対象に、どの部分にどのような疲れを感じているか聞くと、「首や肩のコリ」(68.7%)、「腰痛」(62.6%)、「目の疲れ」(54.9%)が上位を占めた。「首や肩のコリ」については、2010年の調査開始から7年連続で1位となっている。

精神的疲労の原因について聞くと、1位は「仕事」(50.8%)、次いで「人間関係」(28.3%)、「加齢」(10.5%)となった。肉体的疲労と同じく、仕事による影響を大きく受けていることがわかった。

精神的疲労の原因

誰との人間関係に疲れているか尋ねたところ、最も多い回答は「上司」となった。2位は「同僚」、3位は「部下」となっている。年代別に見ると、20~50代の現役世代は上司や同僚など、仕事場での人間関係に大きなストレスを抱えていることがわかった。

一方、60代、70代以上になると「妻」や「子ども」という回答が増えている。定年を迎える年代になり、家族と過ごす時間が増える時期になると人間関係の変化が起きていることが明らかになった。

誰との人間関係に疲れていますか?