ボーカル&ダンスグループ EXILEのTAKAHIROが12日、都内で行われた主演舞台『MOJO』の製作発表に、共演の波岡一喜、木村了、尾上寛之、味方良介、横田龍儀、演出・上演台本を務める青木豪とともに登場した。
同作はイギリスで活躍し、映画『007/スペクター』の共同脚本も手がけるジェズ・バターワースのデビュー作で、イギリス演劇界最高の栄誉とされるオリヴィエ賞最優秀新作コメディー賞に輝いた。1950年台後半のロンドンのアトランティック・クラブの6人の男たちを描く。
TAKAHIROにとって初舞台にして初主演舞台となる同作だが、主催のネルケプランニング 松田誠会長は会場について「たった500席の劇場です。しかも円形劇場で、お客さんがほぼ200度以上いるという状況」と説明。松田会長は「TAKAHIROさんは最初のステージも武道館から始まっているので、本人にとっては最も密な空間でお客さんの前に立つ」と期待を寄せた。
TAKAHIROは「EXILEの他のメンバーは結構舞台を経験していて観に行かせてもらっているけど、いざ自分がやる日が実際に来るとは夢にも思ってなかった」とオファー時の驚きを語る。「みんなの成長している姿を隣で見てきたので、新しい自分に出会えるのかなという楽しみ反面、恐怖と不安といろんなものが入り混じった感覚でした」と心境を振り返った。
すでに6人仲の良い雰囲気で、味方が「言うことを探しているけど見つからない」と焦りながら「やりがいを見つける旅をしたい」と発言すると、波岡やTAKAHIROが「汗がすごい!」といじるなど、和気藹々とした様子。TAKAHIROは「役の中でもすごく狂ってるというか、切れ者の役どころなので、緊張でどんどん狂ってくると思うので、生かしつつ役を演じさせていただければと思います」と意気込んだ。
公演は品川プリンスホテル クラブeXにて6月23日~7月14日。