ソニーモバイルコミュニケーションズから、Xperiaシリーズの新モデル「Xperia XZs」が発表された。ソフトバンクから5月下旬以降に発売される。5.2インチの画面を搭載したスマートフォンで、960fpsのスーパースローモーション撮影や、シャッター直前の画像も記録する先取り撮影など、カメラ機能に注力されている。

製品自体は、2017年2月にスペインで開催されたMobile World Congress(MWC) 2017で発表されたもので、すでに弊誌でもファーストインプレッション詳細な機能紹介を行っているが、今回ソフトバンクの試作機を試用する機会があったため、ひとまず外観を写真で簡単に紹介していこう。なお、製品の詳細はニュース記事「Xperia XZsがソフトバンクから5月発売、スーパースローや先取り撮影など」に詳しいので参照して欲しい。

Xperia XZs アイスブルー

本体前面と背面。メタル素材ALKALEIDOを採用しているが、背面はサンドブラスト加工が施されたマットな質感で、落ち着いた印象の"半光沢"感がある。背面・側面では指紋はほとんど目立たない。デザインはシンプルで、前モデルと同じくXPERIAロゴのみが背面に印字されている

メインカメラ。今回、カメラシステムをMotion Eyeに刷新したため、わずかにレンズ部が盛り上がっている

前面のエッジ。表面のカバーガラスはエッジ部分で丸みを帯びており、手に馴染むデザインだ

右側面の端子類。左から順に、電源ボタン、音量調整ボタン、カメラボタン。側面も、背面と同じサンドブラストのような加工が施されている

電源ボタンは指紋センサー兼用。中央よりやや上に配置され、普通に手に持った場合、中指が自然とあたる位置に置かれている

本体上面には3.5mmイヤホンジャックとセカンドマイク、本体底面にはUSB Type-Cポートとマイクを搭載。上面、底面はサンドブラストではなくヘアライン加工が施されている

右側面

左側面

動画撮影モードで、最初にスーパースローボタンをタップすると、スーパースローモーション撮影の紹介が表示される

動画撮影モード。録画ボタンの上にある、小さな丸いボタンがスーパースローボタンだ

スーパースローボタンをタップした状態。録画ボタンで通常の動画撮影が始まり、その中で任意のタイミングでスーパースローモーション撮影が行える。スーパースロー撮影では解像度が固定値となるため、通常の動画撮影よりも"寄った"状態になる

先読み撮影は、被写体の動きを検知すると、自動で画像をメモリにバッファリング(一時保存)し、シャッターを切る直前の写真も保存できる機能。写真は最大4枚の記録でき、任意の1枚だけを選択したり、4枚全部を保存できたりする。設定でオンオフを切り替え可能

マイナビニュースのマスコットキャラクター「マイナビベア」のぬいぐるみを、編集部の女性にキャッチしてもらったところを先読み撮影。写真を撮ると、プレビュー画面に「ベストショットを選択」という文字が出る

「ベストショットを選択」の文字をタップすると、シャッターを切る前の3枚と、シャッターを切った時の1枚の計4枚の写真が表示される

4枚の中からこれぞという1枚を選択して保存可能。4枚全て残すことも可能だ。なお、先読み撮影を使った後、任意の1枚を選択しない場合は、撮影した写真4枚全てがそのまま残る