韓国の男性アイドルグループ・EXOのカイが主演するWOWOWの連続ドラマ『春が来た』がこのほど、韓国・済州島でクランクアップした。
ドラマは向田邦子の短編が原作。デパートの下着売り場に勤める岸川直子(倉科カナ)がひょんなことから出会った韓国人カメラマン、イ・ジウォン(カイ)が、直子とその家族を少しずつ変えていくヒューマンストーリー。
カイは撮影を振り返り「今はとても寂しくて、さまざまな出来事が頭の中を駆け巡っています。日本と(韓国の)済州島の2カ所で撮影をさせていただきましたが、とても楽しかったですし、本当に充実した時を過ごすことができました。共演者の方々、そしてすべてのスタッフのみなさん、今までのロケ地、風景、すべてが僕の思い出として残りそうです」と感無量の面持ちでコメント。そして「日本で初のドラマでありながら主演を演じさせていただき、自分には特別な時間でしたし、全力で臨んだ自分のまっすぐな気持ちをドラマを通してみなさんに伝えたいです。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
河合勇人監督は「撮影が終わった今、心にぽっかり穴が空いてしまった。激しいカイくんロスに悩まされている 。結論から申しあげるとカイくんは怪物であった。世界のスーパースターとはこれ程のものかと打ちのめされた。とりわけ本質への真っ直ぐなアプローチから役を自分のものにしていく役作りには舌を巻いた。カイさんとジウォンの役柄について話した時、ジウォンは冬の岸川家に春をもたらす存在なんだという話をした。カイさんは春そのものになり、岸川家だけでなくわれわれスタッフにも春をもたらしてくれました 。視聴者のみなさんにも必ずや春をもたらしてくれるでしょう。ただし、春が去った後のカイくんロスは半端ないのでご注意ください」と、カイの俳優としての魅力についてアツく語った。出演はほかに古畑星夏、健太郎、高田聖子、高畑淳子、佐野史郎。