パナソニックは5月10日、「VIERA」の4K HDR対応有機ELテレビとして、65V型の「TH-65EZ1000」を発表した。発売は6月16日。価格はオープンで、推定市場価格は900,000円前後。
EZ1000は、VIERA史上最高画質をうたう有機ELテレビだ。1画素単位で映像を制御できる有機ELパネルに、輝度を忠実に調整する映像技術「ヘキサクロマドライブPLUS」や「暗部階調スムーサー」を組み合わせることで、高画質を実現。暗いシーンでも滑らかで豊かな階調表現を可能にしている。
独自開発の測色ツールを使い、測定と調整を繰り返し行うことで、色を細部まで忠実に再現。さらに、輝度による色の誤差を最小限に抑えるシュミレーションを繰り返し、色のズレを補正、業務用マスターモニターに近い色再現を目指した。
BT.2020での色再現には、業務用マスターモニターにも使われている3D-LUT (ルックアップテーブル)補正を採用。有機ELテレビ用に変換精度をチューニングすることで忠実な発色を目指した。また、視認性を高める特殊フィルターを施すことで、黒色のさらなる引き締めと反射による映り込み防止をはかっている。
サウンド面にも注力しており、ディスプレイ下部に最大出力が80Wの3Wayスピーカーを搭載。チューニングには高級オーディオブランド「テクニクス」の開発陣が参加した。スピーカーは専用の高音質パーツを使用し、オーディオ信号処理時の音の劣化、歪みやノイズを抑えている。
新たなスマート視聴機能「アレコレチャンネル」を採用。放送中のテレビ番組、録画番組、有料動画、無料動画、キーワード検索などをひとつの画面で一覧表示し、各コンテンツをワンクリックで呼び出せる。全自動DIGAとの親和性も上がっており、放送済みの番組も表示する「過去未来番組表」も利用可能だ。
"どこから見ても美しいデザイン"を目指した「ART&INTERIOR」コンセプトに基づいて開発。壁掛け時にはスピーカー部もスリムに設置できるよう設計されている。背面は、上半分に高級感のあるヘアライン仕上げを、下半分にシボ加工を施している。
地上/BS/110度CSチューナーを3基搭載。放送番組を視聴しながら、2つの裏番組を接続したUSB HDDに録画できる。インターネット動画は、Netflix、DAZN、Amazonビデオ、dTV、ビデオパス、YouTube、アクトビラ、ひかりTVなどに対応。端子は、HDMI×4、コンポーネント入力×1、ビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン/イヤホン×1、有線LAN×1、SDカードスロット×1、USB×3を装備している。