声優アーティストグループ・ツキクラが演じる『劇団アルタイル』初のイベント『劇団アルタイル SPRING FESTIVAL 2017』が、4月15・16日の2日間にわたり東京・NEW PIER HALLで開催された。『劇団アルタイル』は、『ツキウタ。』のSix GravityやProcellarumが所属する2.5次元芸能プロダクション「ツキノ芸能プロダクション」に新設されたグループ。今回のイベントは、そのキャラクター達の物語を、ツキクラのメンバーが舞台上で演じた。今回は、15日夜公演の模様をレポートする。
『劇団アルタイル』は現在、3つのユニットに分かれており、井上雄貴が演じる市ヶ谷リンタロウ、古畑恵介演じる大崎イズモ、小松準弥演じる渋谷ヨウスケ、徳武竜也演じる辰巳マキの4人はRigelに所属。
大海将一郎演じる要タツヒコ、糸川耀士郎演じる神谷トウマ、松岡一平演じる永田イツキがRegulusに所属。
そして、荒一陽演じる霞サクヤ、市川太一演じる東雲ユウリ、菊地燎演じる月島ヒジリ、西野太盛演じる護国寺ミカド、筆村栄心演じる千川リツがSargasにそれぞれ所属している。
ストーリーは、劇団の中から選抜されCDデビューを果たしたユニット、RigelとRegulusが音楽番組の公開生収録を行うところから始まる。まずはRigelが登場し、「Now or Never」で会場のテンション一気に上昇させた。続くバラードナンバーの「花言葉」では、それぞれが手に一輪の花を持ちしっとりと聴かせる。続いてRegulusが登場。「ルイトモ」でハイタッチやグータッチをする仲の良さを見せ、「ボクらだけの歌」では左右に腕を振るダンスで会場と一つになった。そんな2つのユニットの活躍を、寮のテレビで悔しそうに見つめるSargasの5人へ、シーンが切り替わる。彼らは惜しくも選抜から漏れ、CDデビューができなかったユニットだ。
自分達だけがステージに立てない悔しさをそれぞれが語る中で、荒演じるサクヤが「今度は俺たちが、あいつらを追い抜く番だ!」と力強く決意表明。すると、5人が悔しさをぶつけるような激しいロックサウンドのユニットソング「Hearts Hearts of Sargas」が初披露された。
RigelやRegulusに負けていられないとSargasのメンバーがそれぞれ奮起する中、市川演じるユウリから、ある提案がなされる。それは、RigelとRegulusのバックダンサーとしてSargasがステージに立つというもの。「僕はみんなが笑顔でいることが好きなんだ。選抜とか選抜じゃないとか、そういうのは関係ないよ。何もしないでうつむいているより、無駄になってもいい。目標に向かって動き続ける前向きな心でいたいじゃないか」と言う、ユウリの提案に驚く面々だったが、大海演じるリーダーのタツヒコがそれを社長に交渉し、無事にOKをもらう。更に、社長からはSargasへ新曲がプレゼントされ、RigelとRegulusのメンバーも共にSargasの新曲を喜び合い、物語は終幕した。
続いてのライブパートは、Rigelの「Ki-Ra-Ri☆」からスタート。お祭り騒ぎのように会場を盛り上げた後、「Baby Love」では大人っぽい表情を見せる。
Regulusは「Galaxy Fantasy」に続いて「しあわせの花束」を披露。薄いピンクの照明が照らす春らしい雰囲気の中で歌い上げた。
「俺たちの仲間Sargasのメンバーに新曲ができました!」というRegulusの紹介から、Sargasの5人がステージに登場。昨年の「TSUKINO CROWD FESTIVAL 2016 WINTER」ではSargasのセリフをきっかけにRegulusのメンバーが登場していたが、その時とは逆の流れだ。Sargasは、こちらも本公演が初披露の「永遠のShining Star」を歌い上げ、5人という人数を生かしたフォーメーションダンスでファンを魅了した。
会場の熱気が一段と高まる中、Rigelが「Break It Down」でステージを飛び跳ね会場を盛り上げる。そこへSargasのメンバーが登場し、客席の通路で一緒にファンを盛り上げるうれしいサプライズが飛び出した。更に、Regulusの「Beautiful World」では、社長への提案通りSargasがその後ろでバックダンサーの役目をきっちりと果たしていた。
最後は全員がそろい、「未来のPiece」を披露。暗転と共に笑顔のメンバーが去っていくも、拍手は鳴りやまず、再びメンバーがステージに現れる。今回の公演のDVD化が告知され、更に特典としてSargasのユニットソング2曲のCDがつくことが発表されると、客席から口々に「おめでとう!」と声がかけられた。また、ツキクラ2期生の8名が登場し、彼らも『劇団アルタイル』としてのキャラクターを演じることが発表される。ガチガチに緊張する2期生に井上が「みんな、笑って笑って」と先輩らしく声をかけていた。
最後の挨拶は、この公演ではRegulusが担当。糸川は「芝居中のアドリブが、リハではいつもすべり芸だったのに、今日はウケてよかった」と安堵の表情を浮かべる。松岡は「今までのイベントはSargasがいないことが寂しかった。今回はSargasのメンバーもいて、特に荒しゃんが元気そうで、一緒にステージに立てて本当に嬉しかった」と話し、荒が照れくさそうに笑った。大海が「最後までみんなで駆け抜けたいと思いますので、よろしくお願いします!」と挨拶をし、最後に全員で客席へ向かって「ありがとうございました!」と一礼。大きな拍手の中で『劇団アルタイル SPRING FESTIVAL 2017』が幕を閉じた。
TSUKINO CROWD FESTIVAL 2017 SPRING
ツキクラによるライブを中心としたイベント『TSUKINO CROWD FESTIVAL 2017 SPRING』が5月13日(土)に開催!
4カ月間にわたり投票が行われた「ツキクラ×アル劇総選挙」の最終結果も発表! 2017年夏リリース予定のシングル曲のメインボーカルが決定
日程:2017年5月13日
開場:17:00/開演:18:00
会場:Zepp Tokyo
料金:5,800円(税込/ドリンク代別500円)
※全席指定
※3歳以上チケット必要
出演:荒一陽、市川太一、糸川耀士郎、井上雄貴、大海将一郎、菊地燎、小松準弥、徳武竜也、西野太盛、筆村栄心、古畑恵介、松岡一平
※入場者全員にプレゼントあり
※出演者の変更・キャンセルに伴うチケットの払い戻しなし