JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州はこのほど、ゴールデンウィーク期間(4月28日から5月7日まで)の利用状況について発表した。
JR北海道の主要4線区(北海道新幹線新青森~新函館北斗間、「スーパー北斗」など函館方面、「カムイ」「ライラック」など旭川方面、「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」など釧路方面)の輸送実績は26万5,200人(前年比95%)。中でも北海道新幹線は前年比86%と減少の幅が大きく、開業2年目の反動が表れた。一方、札幌駅の乗降人員は153万1,200人(前年比108%)、新千歳空港駅の乗降人員は31万9,100人(前年比113%)となった。
JR東日本は新幹線や在来線特急列車などの利用者が409万8,000人(前年比108%)となり、前年を上回った。新幹線は前年比117%を記録した秋田新幹線(盛岡~田沢湖間)をはじめ、すべての線区で前年を上回る輸送実績を記録。在来線も、前年と変わらなかった東海道本線(「スーパービュー踊り子」など)を除き、羽越本線、常磐線、外房線・内房線、総武・成田線など主要線区で前年を上回った。
JR東海の新幹線・在来線特急列車の輸送実績は新幹線371万1,000人(前年比111%)、在来線17万1,000人(前年比106%)。特急「ふじかわ」が運行する身延線(富士~富士宮間)の前年比97%を除き、主要線区は軒並み前年を上回った。
JR西日本の期間中の利用は、山陽新幹線157万7,000人(前年比111%)、北陸新幹線30万人(前年比101%)、在来線特急列車70万人(前年比107%)。合計でも前年比109%と好調だった。とくに5月3~7日までの5連休に多くの利用があり、新幹線・在来線特急列車合わせて前年比142%の高水準となった。京阪神エリアの近距離券の利用者数は、1日あたり132万8,000人(前年比105%)だった。
JR四国では、瀬戸大橋線で26万9,900人(前年比109%)、予讃線・土讃線・高徳線の主要3線区で13万900人(前年比109%)が利用した。瀬戸大橋線は連休後半に利用が集中し、利用のピークは下りが5月3日、上りが5月7日だった。JR九州は九州新幹線32万3,000人(前年比133%)、在来線特急列車40万5,000人(前年比106%)、合計72万8,000人(前年比116%)の輸送実績となった。