総務省はこのほど、5月5日の「こどもの日」にあわせて、2017年4月1日現在における15歳未満の子供の推計人口を発表した。それによると、全国の子供の推計人口は前年比17万人減の1,571万人となり、過去最低を更新した。減少は1982年から36年連続。
子供の割合は43年連続減
男女別にみると、男子は前年比9万人減の805万人、女子は同8万人減の767万人。男子が女子より38万人多く、女子100人に対する男子の数(人口性比)は105.0となった。
総人口に占める子供の割合は、同0.1ポイント低下の12.4%と過去最低を更新。減少は1975年以来43年連続となる。
都道府県別の子供の数(2016年10月1日現在)を調べたところ、前年に比べて増加したのは東京都のみ。子供の数が100万人を上回ったのは、東京都(153.5万人)、神奈川県(113.5万人)、愛知県(101.8万人)、大阪府(108.3万人)の4都府県だった。
都道府県別の子供の割合をみると、最も高かったのは沖縄県の17.2%で、以下、滋賀県が14.3%、佐賀県が13.8%と続いた。反対に最も低かったのは秋田県の10.3%で、次いで北海道と青森県が同率の11.2%、東京都が11.3%となった。
人口4,000万人以上の国の子供の割合(国連人口統計年鑑:2015年版)は、タンザニアが44.4%でトップ。このほか、アメリカが19.0%、フランスが18.3%、中国が16.6%、ドイツが13.2%などとなった。