クロス・マーケティングはこのほど、「自動車に関する実態調査」の結果を発表した。調査時期は2017年3月、調査対象は現在の世帯において自家用車を1台以上所有し、かつ週に1日以上自分で運転する20~69歳で、有効回答は1,000人。
利用目的、1位「買い物」
最も運転する自動車のタイプを尋ねたところ、「軽自動車」が36.7%と最も高く、特に20代では半数近い46.5%が利用していた。このほか、「ハッチバック」が17.2%、「ミニバン」が16.0%、「セダン」が12.4%などとなった。
利用目的を聞くと、「買い物」が84.3%でトップ。以下、「日常の足」が58.5%、「レジャー、旅行」が49.3%、「通勤通学」が44.6%と続いた。
自動車に求めるものトップ5は、1位「運転のしやすさ」69.5%(2014年70.0%)、2位「乗り心地のよさ」62.2%(同62.8%)、3位「安全性・安心感」60.2%(同60.7%)、4位「燃費のよさ」59.2%(同69.8%)、5位「スタイル・デザイン」41.1%(同40.5%)。2014年の前回調査と比べると、「燃費のよさ」は10ポイント以上減少した。これは燃費性能が向上するに伴い、利用者の燃費に対する要求が低下してきたことが影響したとみられる。
買い替え時に検討する動力源は、「ガソリンエンジン」が58.9%で最多。次いで「ハイブリッド」が42.8%、「わからない」が11.9%、「電気自動車(充電するタイプ)」が12.2%、「ディーゼルエンジン」が10.0%、「燃料電池車(水素が燃料)」が4.6%となった。電気、燃料電池の検討意向は低く、特に軽自動車では電気が9.8%、燃料電池が4.4%にとどまった。他方、セダンではハイブリッドが最も高く62.9%に上った。