「伝説のすた丼屋」「名物すた丼の店」と聞くと、やはり豚バラ肉に"秘伝のニンニク醤油ダレ"を絡め、それをたっぷりのご飯に盛った「すた丼」をイメージされるだろう。しかし同店は5月1日、「塩油そば」(税込630円)をレギュラーメニューとして発売。新メニューに麺が出てくるのは予想外だったので、早速その味を確かめてきた。
「すた丼」屋で本格的な油そばを
同商品は、「塩すた丼」でも使用している当店特製の塩ダレを太麺に絡めた油そば。具材はもともと同店が販売していた「油そば」(税込630円)と同じで、チャーシューとメンマ、ネギ、刻みのりとシンプルなものだ。ちなみに麺の量は220g(茹でる前)で、税込120円で倍にすることもできる。
塩ダレと麺をよく混ぜ合わせて食べてみると、まろやかな塩ダレのおかげですっきりとした味わいになっていた。それでも、黒胡椒のアクセントがきいているのはもちろん、ニンニクの風味もしっかりと楽しめるところが「伝説のすた丼屋」らしい。
また、途中でラー油と酢をかけて味の変化を楽しめるのもうれしいところ。ラー油をかけると、ゴマ油の風味が加わってより香ばしくなるのでオススメだ。いずれにせよ、丼のイメージだった同店で、専門店で食べるような油そばが食べられるとは!
とろろを使った期間限定メニューも発売
同日、期間限定メニューの「山かけ牛カルビ丼(生玉子・味噌汁付)」(税込980円)も発売。このメニューは、焼き肉のタレと「秘伝のニンニク醤油ダレ」をブレンドした「すた焼肉ダレ」を牛カルビにあわせている。それを茶碗2杯強のご飯に盛り、とろろと青ネギをトッピングした一品だ。
とろろと玉子を混ぜ、全体に絡ませてからひと口。ジューシーで柔らかな牛肉がとろろのおかげでなめらかな舌触りに。ご飯にのせて食べると、コクのあるタレととろろが馴染み、パンチがありながらも何口も食べられてしまう中毒性を生み出していた。
ボリュームがありつつも、さっぱりとした味わいはクセになる味わい。「すた丼」で有名だった同店が、油そばでも予想をはるかに上回るクオリティの商品を出してきた。今後は麺のメニューにも注目していきたい。