キャセイパシフィック航空(拠点: 香港)は5月2日、「ベッツィービール」プロモーションの対象路線の拡大を発表。このプロモーションは、高度3万5,000フィートの上空でもおいしく味わえるよう特別に醸造したクラフトビール「ベッツィービール」を提供するもので、香港とヨーロッパ、カナダ、米国、日本、ニュージーランド、テルアビブを結ぶ各路線にも期間限定で順次提供していく。
ベッツィービールは、キャセイパシフィックの初号機として1940~1950年代に活躍したダグラスDC-3の愛称「ベッツィー」にちなんで名付けられ、2017年3月から香港と英国(ロンドン・ヒースロー、ロンドン・ガトウィック、マンチェスター)を結ぶ各路線に、そして 4月からはオーストラリア路線で提供が開始された。
客室内の気圧と高度が乗客の味覚に影響を及ぼすことを考慮し、ベッツィービールは香港産と英国産の原材料とアロマ、適量の炭酸ガスを配合することで、地上と上空の両方でおいしく味わえるように製造。原材料に加えられている果実「リュウガン」により、まろやかな豊かさと口当たりのよさを加えている。また、ベッツィービールの醸造工程で加えられる香港の新界産の少量のハチミツが香り、英国の伝統的クラフトエールの原料であるファグルと呼ばれるホップが厚みのある味わいを添えている。
香港ビール社との共同開発によるベッツィービールは、導入後から高い評価を得ていることから、5~6月には香港発着のヨーロッパ路線の全便(英国路線は除く)、7~8月はカナダおよび米国路線、9~10月は日本路線、そして11~12月はニュージーランド路線とテルアビブ路線において、それぞれファーストクラスとビジネスクラスの乗客を対象にベッツィービールを提供する。
ベッツィービールは対象路線で運航されるキャセイパシフィック便に加え、カオルーン・タップルーム、ジャーン・メン・クラフト・ブリュワリー、ザ・グローブ、コエド・タップルーム、コーナーストップ・バー&カフェ等、香港の指定レストラン&バーでも用意されている(在庫がなくなり次第終了)。また、デリ・ディライトにて香港内のオンライン販売も行っている(配送は香港のみ)。
さらに、キャセイパシフィックのウェブサイトで航空券を予約・購入する利用客には特典として、5月15日~6月30日までの期間、香港国際空港内のピザ・エキスプレスで限定メニューから前菜またはピザを注文すると、ベッツィービール1本が無料でサービスされる。なお、注文時にはオンライン予約の予約確認メールの提示が必要となる。