さまざまなジャンルで活躍する「今最も見たい女性」「最も見せたい女性」に密着し、彼女たちが"いつもしている7つのこと=セブンルール"から、その素顔に迫っていく、カンテレ・フジテレビ系のドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~23:30)。

スタジオでは、俳優の青木崇高、作家の本谷有希子、タレントのYOU、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭の4人が、VTRを受けてトークを繰り広げるが、このスタジオの収録現場に潜入し、放送では未公開になってしまうかもしれないトークをレポート。その中で飛び出した"7つの注目発言=セブントーク"をシリーズで紹介していく。

(左から) 青木崇高、YOU、本谷有希子、若林正恭

今回登場するのは、トラベルフォトライター・田島知華(25歳)。世界50カ国、150の都市をめぐり、旅人・フォトグラファー・ライターという3つの役割を1人でこなしている。撮影した写真はインスタグラムでも話題だが、「常に楽しさと不安で気持ちが揺れ動く」という彼女のルールとは何か。

今回は、初回放送後初のスタジオ収録だが、青木は放送をまだ見ていないそうで、周囲の反響を聞かれても「劇場と家との往復で忙しくて、誰とも会ってないし…」と素っ気ない反応。若林は思わず「もうちょい(この番組に)体重かけてほしい」、YOUも「片手間感がすごい」とツッコミを入れていた。

それぞれの「旅」に対するスタンスの話題になると、本谷は「無性に行きたくなって、思い立ったその日のうちに海外に行くっていうこともある」、YOUは意外にも「嵐の中でキャンプ張ったりしてる人だった」。身長が高く、ヒゲを生やしたワイルドな風貌の青木は、観光客に思われないよう「カメラとか身につけないで、草木とか枝とか持ってたり、なるべく地元の人っぽい設定にしてるんです」と言うが、それゆえに、「日本人に対して詐欺をする人に見られる」と、苦労も明かした。

もともとは大学で建築を学び、インテリアコーディネーターを目指していたが、成人祝いで祖父からもらった20万円で、ヨーローッパ4カ国の名だたる建築物をめぐったのが、初めての海外ひとり旅。しかし、帰国2週間後に祖父は亡くなってしまい、その時に伝えられなかった思いを、今の仕事に込めているそうだ。
密着した日は、打合せが3件あったが、なるべく家にいる時間を作るため、できるだけ外出の時間は集中的に詰め込む。意外にも、かなりの出不精で、家にこもっていることが多いという。

ここで、自身もインドア派を認める若林は「僕もキューバに行ったんですけど、ちょっと分かる」と、出不精と海外への興味が共存することに共感。「日本って、立川から西はだいたい一緒じゃないですか。国道があって靴流通センターがあって。そうなると、『どうしても見てみたい』っていう気持ちになるのは海外だなと思って」と毒を吐いて持論を展開しながら、キューバを選んだ理由を「社会主義が残っているところを見てみたくて」と明かした。

VTRでは旅支度の様子も見られたが、そこから荷物の量の話題になり、青木は「初めてのバックパッカーの時は、服を持っていかなかったです」と説明。対照的に「僕はめちゃくちゃ多いです」という若林は「うちの相方(春日俊彰)も、アフリカの部族によくロケに行くんですけど、本当にビニール袋1つだったりする」という。やはり、男性の荷物は少ない方がスタイリッシュだという意見でまとまり、YOUは「大阪1泊でトランク(ケース)持ってくるやつとか、ちょっと…」と引いていた。

密着カメラは、田島がずっと憧れていたというアフリカ・ナミビアへ。到着すると、「自然と笑みがこぼれてきます」と期待感があふれ出るが、実は飛行機が「大っ嫌いなんです」と言い、移動のほとんどを睡眠時間に充てていた。
そして、目的地であるナミブ砂漠の絶景スポット・デッドフレイ(死の沼)に到着。この日のために用意した現地の民族衣装に身を包み、とりつかれたように朝焼けを撮影した彼女は「人生でこんなうれしいこと、数えるくらいしかないと思う」と興奮が止まらない。この絶景はドローンで映像撮影しており、必見だ。

本谷は「飛行機嫌いだし、本当は家にいたいし、全部アンバランス。変な子だね(笑)」と率直に感想。ただ、「今は飛行機でもWi-Fi飛んでるんですよね。そこまでWi-Fiが追ってくるのは怖くないですか? 最初にそれを聞いた時、結構ゾッとしました」と、技術の進歩にある種の恐怖を感じたそうだ。

田島は2月に入籍したばかりの新婚で、SEをやっている夫は、25歳の女性1人旅でも応援してくれているそうだが、YOUは「旅先でモテそう」とボソリ。旅にはコーディネーターが付いているが、本谷は「コーディネーターの人はスケベな人が多いっていうイメージがある」と持論を述べた。

青木は、今回の収録でも独特の観察眼を披露。連載の打合せ相手の男性の名字が「田島」だったことに気づき、「旦那さんかなと思って…」と推理していたことを告げると、YOUから「刑事か!」と、間髪入れずツッコまれていた。

今週の"セブントーク"

1.「思い立ったその日のうちに海外に行くっていうこともある」by 本谷
2.「嵐の中でキャンプ張ったりしてる人だった」by YOU
3.「カメラとか身につけないで、草木とか枝とか持ってたり、なるべく地元の人っぽい設定にしてるんです」by 青木
4.「日本って、立川から西はだいたい一緒じゃないですか」by 若林
5.「大阪1泊でトランク(ケース)持ってくるやつとか、ちょっと…」by YOU
6.「今は飛行機でもWi-Fi飛んでるんですよね。そこまでWi-Fiが追ってくるのは怖くないですか? 最初にそれを聞いた時、結構ゾッとしました」by 本谷
7.「コーディネーターの人はスケベな人が多いっていうイメージがある」by 本谷

『セブンルール』(カンテレ・フジテレビ系 毎週火曜23:00~23:30)
テレビに出ることはあまりないが、さまざまな分野でそのキャリアを輝かせる女性に密着。自分に課す"7つのルール"を手がかりに、人生観そのものを映し出していく。きょう2日放送では、トラベルフォトライターの田島知華(写真)が登場する。