バッファローは1日、ハードディスクやSSDといったストレージ製品のデータ復旧事業に参入すると発表した。当面はバッファロー製品が対象。将来的には、他社製品も含めすべてのストレージ製品に対し、サービスを展開する予定という。
ハードディスクやNAS、SSDなどストレージ製品のデータが読めなくなったり、消えたりした場合に、データを復旧するサービス。自然故障のほか、誤って消去してしまったデータの復旧にも対応する。
バッファローの親会社メルコホールディングスは、2017年2月14日にデータ復旧事業を手掛けるアドバンスデザインの買収を発表。同年3月6日に株式交換による子会社化を完了しており、これによりデータ復旧から消去、故障機器の廃棄までをメルコグループ内で完結できる体制を整えたとしている。なお、周辺機器メーカーによるデータ復旧事業としては、エレコムグループのロジテックINAソリューションズなどがサービスを展開している。
同社はサービス拠点として「データ復旧センター」を設置。東京、大阪、名古屋の3拠点でサービスを開始し、今後各地に拠点を展開する。同センターでは製品の復旧の可能性を無料診断し、事前の費用見積りを提示する。料金は対象製品と障害レベルに応じて異なるが、軽度の論理障害の場合で税別30,000円から。軽度の物理障害の場合で税別60,000円から。
2017年5月現在の対象製品は、「おもいでばこ」を含む同社製の外付け・内蔵HDD/NAS(1/2/4ドライブ)、USBメモリ、SSD、SDカード、光学メディア(BD、DVD)。