アイスタットはこのほど、「薬に関する実態調査」の結果を明らかにした。同調査は4月17日~18日、20歳以上の男女300人を対象にインターネットで実施したもの。
直近1年間でかかった病気・感じた症状を尋ねたところ、「風邪」(58.7%)が最も多かった。次いで「肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛」(45.3%)、「頭痛」(39.0%)となっている。年齢別に見ると、多くの症状で20~39歳の割合が増加傾向にあることがわかった。
直近1年間で処方薬を服用した病気や症状を見ると、最も多い回答は「風邪」(33.7%)で、2位は「肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛」(10.3%)、「頭痛」(9.1%)となった。年齢別に見ると、「風邪」「頭痛」「胃の痛み」「花粉症」は20~39歳で多く、「肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛」「しっしん、かぶれ、皮膚炎」は、50歳以上で多かった。
病院・クリニックに行って処方薬を服用した理由を尋ねると、「早く治したいから」(59.6%)という回答が最多だった。以下、「病気や症状の程度が重いから」(42.8%)、「医師から適切な診断を受けた上で薬を処方してもらえるから」(28.9%)と続いている。
市販薬を服用した病気や症状を見ると、「風邪」(47.6%)が1位で、次いで「頭痛」(27.8%)、「胃の痛み、胃炎」(14.7%)となった。年齢別に見ると、「風邪」は40~49歳で、「頭痛」「胃の痛み、胃炎」「腹痛、下痢、腹部不快感」「肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛」は、20~39歳で目立つ傾向にあった。
市販薬を購入して服用した理由について聞くと、最も多い回答は「病気や症状の程度が軽いから」(53.2%)だった。次いで「早く治したいから」(42.3%)、「近所にドラッグストアがあるから」(20.9%)と続いた。
病気にかかったときの対処方法の考えを見ると、50.4%が「できれば薬を使わないで治したい」と答えた。