ラクスは4月26日、同社運営の経理担当者向け情報発信メディア「経理プラス」において、「経費精算に関する経理・営業の意識調査」を実施し結果を発表した。調査は2月16日~20日、経理担当者400名及び営業担当者200名を対象にインターネットで行われた。

「経費精算に対するイライラ度」

経理担当者と営業担当者に、「経費精算業務や申請にイライラすることがあるか」と聞いたところ、「イライラすることがある(「頻繁にある」+「時々ある」+「たまにある」)」と回答した人の割合は、「経理担当者」で63.5%、「営業担当者」で63.7%と、いずれも6割を超える結果となった。

「経理担当者がイライラする原因」

そこで、それぞれのイライラの原因を探ってみたところ、経理担当者から最も多くあがった声は、「営業の申請に不備が多いこと」で47.5%となった。以降、「提出期限を守らない」(42.0%)、「提出期限ギリギリに集中する」(40.3%)と続いた。

フリーコメントには、「ギリギリに提出して計算ミスをしたのは営業なのに、自分のせいにされた」(50代/女性)、「締め切りを守らないのに、急にお金が必要と言う」(50代/女性)、「社内ルールを理解せずに持論をぶつけてくる営業マンと言い合いになった。経費を使うという意識が低すぎる」(30代/男性)といった声が並んだ。

「営業担当者がイライラする原因」

一方、営業担当者がイライラする一番の理由は、「営業活動に忙しく、経費精算する時間の余裕がない」で61.6%。以降「経費精算の入力作業に時間がかかる」(47.7%)、「経費精算の作業自体が好きでない」(32.6%)、「経費精算時の入力内容や、必要書類が多い」(22.1%)と続いた。

フリーコメントをみると、「経理から早く精算書を出すように言われた」(40代/男性)、「その時の状況によってなのに、電車など10円単位で文句を言ってくる」(30代/男性)、「経費関係の手続きが煩雑」(40代/男性)、「処理が雑すぎる」(40代/男性)といった声が並んだ。

「好感が持てる担当者」

「好感を持てる担当者」について聞いたところ、経理担当者が好意を持つ営業担当者の1位は、「人当たりがよい」(36.1%)だった。次点には、「感謝の言葉をくれる」「明るい、笑顔が多い」「謙虚な態度、腰が低い」(いずれも30.6%)と並んだ。

一方、営業担当者が好意を持つ経理担当者は、同じく「人当たりがよい」(35.4%)がトップに。以降「説明が丁寧で、わかりやすい」(31.3%)、「仕事が速い」(30.2%)と続いた。