エクスペディア・ジャパンは4月25日、フライトマナーに関する国際比較の調査結果を発表。アジア8カ国18歳以上の男女計8,447人を対象に実施した結果、日本人は最も「飛行機で座席を倒さない」、また、迷惑行為に対して「何も言わずに我慢する」という傾向が高いことが分かった。
調査は2017年2月に、アジア8カ国(日本、韓国、香港、台湾、シンガポール、タイ、マレーシア、インド)の18歳以上の男女計8,447人を対象にインターネットリサーチにて実施した。調査の結果、日本人の約3人に1人(29%)は機内で「座席を倒さない」と回答し、アジアで最も多いという結果になった。また、日本人で「座席を倒す」と回答した人も、そのタイミングは「寝る時」(51%)という、必要最低限の時のみ倒していることが分かった。
機内での迷惑行為について、日本人の回答第1位は「酔っ払い」(77%)、続いて「前の座席を蹴る人」(69%)、「香水や体臭が臭い人」(65%)という結果となった。その一方で、日本人の4人に1人が「空港や機内で2杯以上のアルコール飲料を飲む」(25%)ようで、これはインド(29%)に続き、アジアで2番目に多い回答となっている。
機内で迷惑行為をしている旅行客に対して、日本人の62%が「フライトアテンダントに報告する」と回答。次いで43%が、「何も言わずに我慢する」という結果になった。日本人は「迷惑」と思っていても直接注意していないことが分かる。また、「何も言わずに我慢する」と回答した人の割合は日本人がアジアで最も多く(43%)、アジア内で比較しても日本人は我慢する特性があることがうかがえる結果となった。