本田技研工業(ホンダ)はこのほど、夏からの販売開始を控えた新型「シビック TYPE R」が、ドイツのニュルブルクリンク北コースでFFモデル最速となる7分43秒80(ホンダ測定値)のラップタイムを記録したと発表した。
新型「シビック TYPE R」は最高出力320PS、最大トルク400N・mを発揮する2.0リットルVTECターボエンジンを搭載。組み合わせる6速マニュアルトランスミッションはローレシオ化され、加速性能を向上させている。新プラットフォームの採用によるねじり剛性の向上やボディーの軽量化も実現。マルチリンク式リアサスペンションによるステアリングの応答性やコーナリング性能も向上を遂げ、運動性能が大幅に工場している。
今回、ドイツのニュルブルクリンク北コースで同車の最終的な性能評価のための走行テストが実施され、FFモデルで最速となる7分43秒80(ホンダ測定値)のラップタイムを記録した。使用された車両は量産前の最終開発車両(欧州仕様)。このタイムは、先代「シビック TYPE R」が記録し、従来のFF最速となっていたタイムより7秒近く速い。
新型「シビック TYPE R」はホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドで生産され、2017年夏から欧州と日本・北米を含む世界各国で販売される。