京阪電気鉄道は24日、京阪本線東福寺~三条間の「京阪電車京都地下線」開通30周年を記念したイベントの開催を発表した。特製ヘッドマークを掲出した列車を運行するほか、5月27・28日の2日間にわたって「京都地下線30周年クイズラリー」やオリジナルグッズの販売会を実施し、イベントを盛り上げる。
京阪本線東福寺~三条間の地下化工事は京都市の都市計画事業の一環で行われ、8年2カ月の歳月をかけて1987(昭和62)年5月24日に完成。踏切道8カ所が撤去され、京都市内の自動車交通の混雑が大幅に緩和されたという。当時の特急車両、旧3000系に開通記念のヘッドマークも掲出された。その後、1989(平成元)年に鴨東線三条~出町柳間が開業。叡山電鉄と接続が図られるとともに、現在の特急車両8000系もデビューしている。
京都地下線開通30周年を記念した特製ヘッドマークは5月20日から10月31日まで掲出され、京阪線(京阪本線・鴨東線など)で運行予定。使用車両は未定とされている。
5月27・28日の「京都地下線開通30周年記念クイズラリー」では、中之島駅・七条駅・清水五条駅・祇園四条駅の改札外コンコースにクイズラリーポイントを設置し、京都地下線にまつわる3択クイズを出題。全問正解すると「京阪電車オリジナルキーホルダー」がプレゼントされる。クイズラリーポイントでのクイズ掲出時間は9~15時。三条駅コンコース特設会場がゴールポイントとなり、商品引換え時間は10~16時を予定している。
オリジナルグッズ販売会は5月27・28日10~16時、三条駅コンコース特設会場で開催。「京都地下線開通30周年記念ファイル」や「京都地下線開通30周年記念駅名看板マグネット(台紙付き)」などを数量限定で販売(売切れ次第終了)する予定となっている。