日本HPは4月20日、法人向けPCの新製品(8機種)を発表、ラインナップを一新した。ノートPCが4製品、デスクトップのオールインワンPCが1製品、モバイルワークステーションが3製品となる。すでに発売中の製品も含め、5月中旬や7月下旬など、順次発売する。価格は89,800円から(税別)。
いずれも、第7世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Kaby Lake)、もしくはIntel Xeonプロセッサが選択可能になっており、BIOSレベルでのセキュリティを確保する独自機能を備える(後述)。発表された製品の価格と販売開始日は以下の通り。価格はいずれもHP Directplusの価格で税別表示となる。
製品名 | HP Directplus価格(税別) | 販売開始日 | |
ノートPC | HP EliteBook x360 1030 G2 Notebook PC | 178,000円~ | 2017年6月上旬 |
ノートPC | HP EliteBook 840 G4 Notebook PC | 158,000円~ | 2017年6月下旬 |
ノートPC | HP ProBook 650 G3 Notebook PC | 124,000円~ | 2017年7月下旬 |
ノートPC | HP Pro x2 612 G2 | 89,800円~ | 発売中 |
オールインワンPC | HP EliteOne 800 G3 All-in-One | 178,000円~ | 2017年6月中旬 |
モバイルワークステーション | HP ZBook 17 G4 Mobile Workstation | 598,000円~ | 2017年5月中旬 |
モバイルワークステーション | HP ZBook 15 G4 Mobile Workstation | 220,000円~ | 2017年5月中旬 |
モバイルワークステーション | HP ZBook Studio G4 Mobile Workstation | 288,000円~ | 2017年5月中旬 |
記者発表会に登壇した日本HPの九嶋俊一氏は、「今年のテーマは『デザイン』『セキュリティ』『コラボレーション』の三本柱だ」と述べ、「この全方位において最強を追求したのがコンバーチブルタイプのHP EliteBook x360 1030 G2 Notebook PC(以下、EliteBook x360)だ」と紹介した。
EliteBook x360は仕様の違いで3モデルが用意され、選択可能な主な仕様は、CPUがIntel Core i5/i7、メモリが4GB/8GB/16GB、ストレージが128GB(SSD)/256GB(SSD)/512GB(SSD)など。
ディスプレイはタッチ対応13.3型IPS液晶(1,920×1,280)、OSはWindows 10 Pro(64bit)、主なインタフェースはHDMI×1、USB 3.1×2、USB Type-C×1、IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2、ヘッドフォン/マイクなど。本体サイズはW316×D218×H14.9mm(最厚部分・突起部含まず)、重量は約1.28kg、バッテリ駆動時間は最大約12時間(JEITA 2.0)となる。
EliteBook x360は、「Fn」+「F2」キーで素早く呼び出せるプライバシースクリーン機能「HP Sure View」を搭載。液晶画面を斜めから覗いたときに画面が白濁するプライバシーフィルターを内蔵させ、ファンクションキーでオンオフできるようにした機能。複数人で画面を見るときはオフ、移動中やカフェなどで使用するときはオンにするなど、スマートな使い分けが可能だ。