本田技研工業(ホンダ)の中国現地法人、本田技研工業(中国)投資有限公司は19日、中国・上海で開催されている「2017年上海モーターショー」(一般公開は4月28日まで)において、ホンダの新型SUV「CR-V ハイブリッド」、アキュラブランドの中国専用モデル「TLX-L プロトタイプ」を世界初公開したと発表した。
ホンダ「CR-V ハイブリッド」は、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載し、力強い走行性能と優れた環境性能を両立。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」をはじめとする充実した装備を採用し、中国で2017年後半の発売を予定している。ホンダはこの「CR-V ハイブリッド」をはじめ、今後も電動化に向けた商品の投入を加速させ、2018年には中国専用モデルとなる新型電気自動車も発売予定だ。
アキュラ「TLX-L プロトタイプ」は、中国のニーズに合わせて開発した中国専用モデル。アキュラブランドの高級セダン「TLX」が備える上質な走行性能に加え、ロングホイールベース化することで後席の空間を拡大して快適性を向上した。「TLX-L」の市販車は2017年内に中国での発売を予定している。
上海モーターショーではその他、ホンダブースで人工知能(AI)を搭載したEVコミューターのコンセプトカー「Honda NeuV(ニューヴィー)」を中国初公開したほか、2017年後半に発売予定の1.5Lターボエンジンを搭載した「CR-V」、3月に発売した大型SUV「UR-V」、1.5Lターボエンジン搭載の「アヴァンシア240ターボ」などを出展。アキュラブースでは2017年6月にマイナーモデルチェンジを予定している「MDX」や中国専用モデルのコンパクトSUV「CDX」に艶消し塗装を施したスペシャルモデル、2016年発売となった「NSX」などを出展している。