リコーは4月21日、全天球画像がワンショットで撮影できる「RICOH THETA」シリーズで、4K動画の撮影に対応した新モデルを開発中と発表した。2017年中の発売を予定する。4月22日から27日まで、米国ラスベガスで開催する放送機器の展示会「NAB SHOW 2017」にて参考展示を行う。

RICOH THETAは、2つのレンズと撮像素子を備え、一度のシャッターで2枚の画像を撮影、それを合成することで上下左右360度の全天球画像を生成できるカメラ。従来のハイエンドモデル「RICOH THETA S」では、フルHD(1,920×1,080ドット)/30fpsでの動画撮影が可能だったが、新モデルでは4K/30fpsでの撮影に対応し、360°の4Kライブストリーミングに利用できるという。

また、4chマイクを内蔵することで、360°動画にリンクした空間音声記録をサポート。さらにAndroidベースのOSを搭載し、アプリケーションによる機能拡張にも対応するとしている。