パートナーエージェントは4月20日、「残業時間が恋愛・結婚に与える影響」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は3月27日~28日、「1ヶ月の平均残業時間が41時間以上」と回答した男女220名を対象にインターネットで行われた。
「残業が長いことが原因で、交際相手とうまくいかなくなった経験がありますか?」と聞いたところ、「一緒に過ごす時間が明らかに減ったことがある」(38.2%)、「相手に迷惑をかけた・我慢をさせたことがある」(37.7%)など、交際相手とうまくいかなくなった経験がどれか1つでもあるという回答者は72.1%を占めた。「うまくいかなくなった経験はない」という回答者は25.0%にとどまる結果に。
交際相手とうまくいかなくなった経験がある回答者にどう対応したか聞くと、「相手に我慢してもらった」が最も多く48.6%、「残業を減らす努力をした」の31.7%に続き、「交際を諦めて仕事に集中した」と回答した人が15.5%。また、「転職した」も9.2%いた。
残業による結婚生活への影響は?
「残業が長いことが原因で、結婚相手とうまくいかなくなった経験がありますか?」という質問には、「相手に迷惑をかけた・我慢をさせたことがある」(30.9%)がトップで、「一緒に過ごす時間が明らかに減ったことがある」(29.5%)が続く。また、「けんかになったことがある」も13.6%いた。結婚相手とうまくいかなくなった経験がある回答者は69.8%だった。「うまくいかなくなった経験はない」は21.8%にとどまった。
結婚相手とうまくいかなくなったときの対応としては、交際相手の場合と同じく「相手に我慢してもらった」が最も多い49.5%に。さらに「特に何もしなかった(保留にした)」(13.5%)、「諦めて仕事に集中した」(12.6%)が共に1割を超えた。
また、今年の2月から始まった「プレミアムフライデー」が勤務先で導入されている人は18.3%。現在政府が進めている『働き方改革』がワーク・ライフ・バランスの改善に役立つと思うか聞いたところ、「日本で働き方を改革することはまだ難しいと思う」(14.1%)、「効果はあまり期待できない」(32.7%)と、あまり期待を持てないという回答が46.8%を占めた一方で、「とても期待している」(10.0%)、「改善のための意識づけにはなると思う」(17.7%)と期待を込める回答者が3割近くいることも分かった。