JR北海道は19日、小樽市の石原裕次郎記念館が閉館を迎えるにあたり、最寄り駅である小樽築港駅の記念入場券を発売すると発表した。4月29日から1,000セット限定で販売する。

「ありがとう石原裕次郎記念館 小樽築港駅記念入場券」イメージ(JR北海道提供)

「ありがとう石原裕次郎記念館 小樽築港駅記念入場券」と題して発売され、石原裕次郎の写真を券面に使用した170円の入場券5枚に特製台紙が付く。特製台紙は表面にありし日の写真、中面に記念館の様子を収めた写真を配した。1セット850円。郵送販売などは行わず、小樽築港駅でのみ販売する。

石原裕次郎記念館は、本人が幼少期を小樽で過ごしたことにちなみ、1991年に開設された。『西部警察』で使用された劇用車や本人が乗っていた愛車、出演作品の衣装やレコードジャケットなどを展示する施設として全国からファンが訪れたが、昨年8月に2017年8月31日をもって閉館すると発表。風雪と塩害による建物の老朽化が激しいこと、製造終了などで映像機器やボイラー部品などの設備更新が難しくなったことなどを理由に挙げていた。