WOWOWで制作が決定したアジアトップグループ「EXO」のメンバー、カイの主演ドラマ『春が来た』(放送日未定)のキャストが発表された。
同ドラマの原作は向田邦子、監督は河合勇人。主人公の韓国人カメラマン、イ・ジウォン(カイ)と日本人家族との出会いを通じ、現代にも通じる普遍的なテーマが描かれていく。その中で、ジウォンと交流を深める地味で不器用なヒロイン・岸川直子を倉科カナ、直子の父を佐野史郎、母を高畑淳子、そして生意気な高校生の妹を古畑星夏がそれぞれ演じる。
カイとの共演について倉科は「カイさんは年下でありますがとても頼もしく、私たちのリアクションも繊細に拾ってくれます。私とカイくんの役はあまり派手ではないけど…二人の関係性を直子とジウォンの歩調でゆっくり作っていきたいなと思っています」とコメント。また、出演の感想について「原作当初の時代背景とは『男女の関係』『家族の形』もずいぶん変わりつつあるんだなと思います。そんな中に向田邦子さんの『春が来た』には、普遍的で生々しく、心の機微が繊細に慎ましく、それがまた当たり前のように描かれてもいます。その普遍的なものと、変化してゆくもの、本作ではその融合がとても面白いなと思いました」と語っている。
そして古畑は「制服大丈夫かなあ? という心配はあったのですが、河合監督とは以前、別作品でお仕事をご一緒させて頂いていたので、安心して作品に臨めるなと思いました。本読みの時にキャストのみなさんとお会いした時も気さくに話しかけてくださって、みなさんの足を引っ張らないように精一杯頑張らなくちゃ! と思いました。緊張感を常に保ちつつ、楽しみたいと思います」と意気込みを語った。