料理研究家の土井善晴さんが提唱している「一汁一菜」。献立は、"ごはんと具だくさんの汁物で十分"という言葉に救われているパパ・ママは、多いのではないだろうか。そこで今回は、人気レシピブロガー山本リコピンさんに、ご自身なりの一汁一菜レシピを3つ紹介していただいた。いずれもシンプルで、ちょっとした工夫が凝らされたメニューばかり。ぜひ気軽に作ってみてほしい。

鶏とごぼうの汁物

野菜も肉も汁物で

材料(3~4人分)

鶏もも肉 1枚 / 長ねぎ 2本 / ごぼう 1本 / しいたけ 3つ / だし 700ml / しょうゆ・みりん 各大さじ3 / 塩 適量

つくり方

1.鶏もも肉は一口大に、長ねぎとごぼうは5mm幅の斜め切りに、しいたけは薄切りにする。

2.鍋にだしを煮立てたら、1を入れて蓋をし、鶏肉に火が通るまで煮る。

3.2にしょうゆ・みりんを加え、味が足りなければ塩で調味し、出来上がり!

★余裕があれば……「大根とにんじんのなます」

材料

大根 100g / にんじん 50g / 寿司酢 100ml / 塩 少々

つくり方

1.大根とにんじんは千切りにして、塩を振ってよく混ぜ、10分ほど置く。

2.1の水気を絞り、寿司酢に漬ける。冷蔵庫に入れて最低3時間は置くと、味がしみてきます。

※その他、ゆかりごはん

明太あんかけうどん

うどんの汁を"一汁"に!

材料(1人分)

うどん 1玉 / 卵 1個 / 明太子 大さじ2 / 麺つゆ(濃縮4倍) 大さじ2 / 片栗粉 小さじ2 / 水 250ml

つくり方

1.うどんはゆでるか、冷凍うどんの場合は電子レンジで加熱しておく。

2.鍋に麺つゆと水を入れて沸騰させたら、倍量の水で溶いた片栗粉を入れて、とろみがつくまで煮る。

3.2に溶いた卵と明太子大さじ1を入れ、ゆっくり混ぜて、ふわっとさせる。

4.うどんに3をかけ、お好みで万能ねぎをのせ、残りの明太子をのせる。

★余裕があれば……「大根ときゅうりの塩もみ」

材料

大根 70g / きゅうり 1本 / しょうが 1かけ / 塩 小さじ2分の1

つくり方

1.きゅうりは薄い輪切り、しょうがは千切り、大根は薄いいちょう切りにする。

2.大根ときゅうりに塩を振ってしばらく置き、しんなりしてきたら水気を絞り、しょうがをあえる。

しらすの混ぜごはん

ごはんをちょっとだけ華やかに

材料(2人分)

ごはん 2膳分 / 小松菜 30g / しいたけ 1つ / しらす 大さじ3 / 塩 適量

つくり方

1.小松菜としいたけはさっとゆでて、細かく刻む。

2.1としらす、塩をごはんに混ぜる。

★余裕があれば……「チーズイン卵焼き」

材料

卵 2個 / 麺つゆ(3倍濃縮) 大さじ1 / スライスチーズ 1枚 / サラダ油 適量

つくり方

1.卵を溶き、麺つゆを入れてよく混ぜる。

2.卵焼き器にサラダ油をひき、1の半量を流し込み、半熟状態になったら中央に半分に切ったスライスチーズを置く。手前から奥へ巻いたら、手前へ移動させておく。

3.残りの半量を流し込み、中央にもう半分のスライスチーズを置き、再び手前から奥へ巻いて出来上がり!

※その他、けんちん汁

著者プロフィール

山本リコピン
料理ブロガー、フードコーディネーター。雑誌や企業へのレシピ提供、コラムの執筆を行う。運営しているブログ「ビジュアル系フード」では、簡単&手軽に作れて見た目がカワイイ料理のレシピを公開している。著書『ちゃちゃっとかわいい毎日おかず』(主婦と生活社)、『山本リコピンのうちごはん(ワニブックス)』発売中。